■木村拓哉にとって“変わらないものと変わっていくこと”

 1991年にSMAPがデビュー。26年には木村もデビュー35周年を迎える。

「木村さんは、11月21日公開の映画『TOKYOタクシー』の告知のため、11月10日放送の『10万円でできるかな』(テレビ朝日系)に出演。11月20日にはロバート秋山竜次さん(47)がMCを務める『秋山ロケの地図』(テレビ東京系)にも出演するなど、バラエティ番組での露出を増やしています。

 木村さんがテレ東のバラエティ番組に単独で出演するのはこれが初ですから、いかに多くの人に映画を見てもらいたいか、その気合いが伝わってきます。『TOKYOタクシー』の山田洋次監督(94)には恩義を感じているでしょうしね」(前出の芸能プロ関係者)

 山田監督の映画に木村が出演するのは興行収入41.1億円を記録する大ヒットを記録した『武士の一分』(2006年)以来19年ぶり。同作の出演にあたり、木村は「松竹130周年のタイミングでまた参加させていただける。名誉なことだと思っています。気が引きしまっています」と意気込みを露わにしていた。

「映画『武士の一分』は多くの映画賞も受賞した“俳優・木村拓哉”の飛躍作。同作は日本アカデミー賞で12の賞を受賞し、主演の木村さんも日刊スポーツ映画大賞で主演男優賞を受賞しています。山田監督は、木村さんの新境地を開いてくれた恩師とも言える存在ですよね。

 そういった恩人へのリスペクトはずっと変わらないのでしょうが――35周年という区切りの年でもありますし、環境を変えたい、新たなことに挑戦していきたいという思いが芽生え、レコード会社からの移籍を検討しているのかもしれませんね……」(前同)

 国民的グループ・SMAPの解散から来年末で10年――木村は今、新たな道を模索しようとしているのだろうか。