歌舞伎俳優の中村橋之助(29)と、元乃木坂46で女優の能條愛未(のうじょう・あみ/31)が11月10日、婚約を発表。挙式・披露宴は来年初夏の予定であることも明らかにした。能條は婚約発表会見に着物姿で臨んだが、着物は橋之助の母で女優の三田寛子(59)が、34年前に夫で歌舞伎俳優の中村芝翫(60)との婚約発表会見を開いた際の服であることが、注目を集めている――。

 橋之助は、芝翫と寛子の長男。「歌舞伎界のプリンス」として歌舞伎界で活躍する一方で、歌舞伎以外でも活躍していて、婚約が発表された能條との出会いも、ミュージカル『ポーの一族』(2021年)で夫婦役を演じたことがきっかけ。約4年半の交際を経て、このたび婚約が発表された。

 そして能條は、乃木坂46の1期生として2011年から18年末まで活動。グループ卒業後は、舞台演劇をメインに活躍している。

 婚約発表と同日、三田はインスタグラムを更新。当時の写真を添えて、《34年前 私が婚約発表会見で身につけた着物を愛未ちゃんがこの度着てくれたのでした》と投稿。着物を選んだのは義父である七代目中村芝翫さん(享年83)、仕立てたのは自分の両親であると説明し、《未熟者の2人のスタートは愛情に包まれ感謝と緊張で頭が真っ白でした》と、当時の心境を明かした。そして、《ご贔屓下さる皆様や支えて下さる関係者の皆様一門みんなに愛されるように2人で努力していってほしいです》と締めた。

「今回橋之助さんが、元アイドルである能條さんとの婚約を発表したことで、三田さんもかつて“花の82年組”とも評された、人気アイドル歌手だったことを思い出す声もありますね。

 この度、三田さんが着物を能條さんに託したことには、自分と同じように、アイドルから梨園の妻になる覚悟を決めた能條さんに対する、継承のような想いが込められている感じもしますよね」(ワイドショーデスク)

 三田の投稿には、

《寛子ちゃんの婚約会見の時のお着物なんですね!ステキだなぁ》
《素敵なお着物の歴史ですね》
《世代を超えて同じ着物をお召しになるなんて素敵 可愛らしいお嫁ちゃんが仲間入りして楽しくなりそうですね》

 といった、祝福の声が多く寄せられている。

 ただ、三田と夫・中村芝翫は別居状態にあるとも報じられているため、

《最近の三田寛子さんと夫の中村芝翫さんの夫婦生活に関する報道が事実ならば、ちょっと縁起悪いんではないかと思ってしまいました。すみません》
《うわ〜。あの父親見てると反面になるか、同じになるか。なかなか縁起の悪い着物着ちゃったかも》

 といった声も……。

 芝翫を巡っては、芝翫襲名直前の2016年に人気芸妓、21年1月に女性ファン、同年末にAさんという女性との関係が報じられ、そのたびに妻の三田が取材に応じたり謝罪するなど、女性問題でメディアをにぎわせてきた。

 24年6月の『NEWSポストセブン』の記事では、芝翫が都内の実家でAさんと同棲生活を送っていると報じられた。その家は約11年前に芝翫の母親が先代から相続し、三田との共同名義で購入。かつては稽古場としても使われた梨園の名門・成駒屋の本拠地とも言える家だ。しかし、芝翫は、三田、長男・橋之助、次男・中村福之助(27)、三男・中村歌之助(23)とは22年5月頃から別居しており、“実家”にAさんを招き入れて2人で生活していると報じられた。

 24年11月の時点で、三田はAさんを“実家”から追放したというが、25年8月7日配信の『NEWSポストセブン』の記事では、Aさんが再び“実家”で生活し出したと報道。芝翫も何かと理由をつけて自宅には戻らず……。同メディアの取材に、芝翫はAさんとの同棲関係を否定し、24年に正式に別れたと“不倫疑惑”も否定したが、Aさんが実家に出入りしていることは完全否定はしていない。

「今でも歌舞伎界では、“女遊びは芸の肥やし”という言葉が生きていると言われています。もちろん、以前と比べるとかなり変わってきているそうですが……芝翫さんに限らず、まだまだヤンチャな人は多いといいますね。果たして、能條さんはどうなるでしょうか……」(前同)