波瑠(34)と川栄李奈(30)がダブル主演する連続ドラマ『フェイクマミー』(TBS系/金曜午後10時~)の第6話が、11月14日に放送される。7日放送の第5話は平均世帯視聴率が5.4%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)。配信サービス・TVerのお気に入り登録数も88.8万(すべて11日午後2時現在)と、ともに堅調な数字を残している。
同ドラマは、エリート街道を歩んでいたが、転職で苦戦していた花村薫(波瑠)と、元ヤンキーのベンチャー企業「RAINBOWLAB」の社長で、シングルマザーの日高茉海恵(川栄)という、正反対の人生を歩んできた2人の女性の、禁断の“母親なりすまし”から始まるファミリークライム・エンターテインメント。
第5話では、いろは(池村碧彩/9)の担任で、薫の中学時代の家庭教師で初恋相手でもある佐々木智也(中村蒼/34)が、いろはの本当の母親が茉海恵で、薫はフェイクマミーであることを暴き、薫に茉海恵といろはと直接話がしたいと提案。茉海恵たちは4人で「RAINBOWLAB」で会うことに。
そんな中、副社長・黒木竜馬(向井康二/31)の元にヘッドハントのメールが届く。竜馬は最近、茉海恵に頼りにされていないと感じていて、心が揺らいでしまう。一方、ライバルの三ツ橋食品では、社長・本橋慎吾(笠松将/33)が「RAINBOWLAB」への敵対心を露わにし、不穏な動きを見せていて……という展開。
正直、細かい詰めの甘さが気になる本作。いろはが柳和学園に行きたいのは、将来の夢が宇宙飛行士で、憧れの宇宙飛行士が卒業生だからだが、同学園にこだわる動機としてはいささか弱い。智也が前の学校を辞めた理由も、「それだけで?」と思ってしまうほど物足りなかった。前回も、茉海恵は仕事で顔を露出しまくっているのに、堂々と学校の模擬店のイベントに行っていたし、引っかかるところが多いのだ。