自民党の「じみたん」、公明党の「コメ助」など、政党発の「ゆるキャラ」が群雄割拠するなか、異彩を放っているのが日本共産党だ。
なんと日本共産党にはゆるキャラ軍団『カクサン部』が存在し、HPを見ると部長の『カクサン』を中心に、雇用問題担当の『雇用のヨーコ』、憲法担当の『ポーケン師匠』、反TPP担当の『俵米太郎』、子育て・教育担当の『小曽館育子』など、インパクトのあるメンバー8人がズラリ並んでいる。
最大の特徴は、彼らが「ゆるくてかわいい」だけではなく、雇用、沖縄問題、反原発、節税など日本が抱える諸問題に対してラジカルに斬り込んでいる点だろう。
メンバーの説明をよく読むと、「雇用のヨーコ」はSっ気たっぷりの謎の美女キャラで、プロフィールには<数々の職場をさすらってきた謎多き女性。その豊富な経験と歯に衣着せない辛口トークで雇用問題にズバッと切りこむ。サングラスとトレンチコートを常に着用しているが、コートの内にはムチを隠し持っているという噂も…。Sっ気たっぷりの自称25歳>と、コンプラギリギリの記載が……。
また、「俵米太郎」はアンパンマンとおぼしき<子供たちに大人気の食品アニメヒーロー(小麦原料)にジェラっている>など、若干ブラックなユーモアも光っている。