■両者真っ向対立、泥仕合化の背景には莫大な売上か

『FRIDAYデジタル』の報道後、T社は11月12日、「バームSAITOH」のインスタグラムアカウントに《現在、このアカウントは斉藤慎二は管理出来なくしており、運営会社のみが投稿できるものとなっています》と但し書きしたうえで、

《本日掲載された記事に関して、エビデンス資料含め警察に相談させて頂いております。全ては警察と司法が判断される事だと思っています。記事に記載されている報酬未払い金があるという状況は一切ありません。

 1つだけ言いたい事は斉藤氏と今バームクーヘンを販売させている為に動いている関係会社は 絶対に許しません!!》

 と声明を出した。

 一方、斉藤も13日に自身のXを更新。すでに弁護士と対応していることを明かし、

《相手方の一方的な主張に対してはFRIDAYの取材でも答えておりますし今回の件に関して、応援をしてくださっている方々、バームクーヘンをご購入いただいているお客様を裏切るような行為は断じてしておりません。

 FRIDAYの記事には自分と弁護士さんが同席しましたが、バームクーヘンの取引先の社長も同席し、ご協力いただいております。本件に関する内容については、社長からも全てお話をしてますが、残念ながら今回の記事には反映されていませんでした。しかし重要なのは、取引先の社長がT氏ではなく、私を支えてくれる形で同席してくださったのが全てだと思います》

 などと“反論”。

 そうしたバトル状態のなかでも、斉藤はバームクーヘンを売り続けている。13日にはXに前述の声明をポスト後、14日から16日にかけて栃木県宇都宮でバームクーヘンを販売する告知ポストを、イラストを添えて投稿している。

 ワイドショー関係者は言う。

「販売しているバームクーヘンにもついているシールに掲載されている斉藤さんがモチーフのマスコットキャラクターですが、画風はそっくりなんですが、よく見ると以前とは別のイラストに変わっているんです。そしてイラストには、『バームSAITOH』ではなく、『KUCHEN SAITOH(クーヘン・サイトウ)』という文字も……。

 T社の声明からも感じられることですが、同社は、斉藤さんが現在もこうして新たな会社と組んでバームクーヘン販売業を続けている状況にも憤慨しているようです」

 真っ向対立の様相を呈している斉藤とT社のトラブル。報道からは、約160万円の売上金の扱いがきっかけで勃発した争いのようだが――お笑い関係者は「両者が互いに声明を出し、一歩も引かないような泥仕合になっている背景には、このバームクーヘン販売業は大きな売上が出るビジネスであることが関係しているではないでしょうか」と話し、こう続ける。

「少し前までテレビでも引っ張りだこだった斉藤さんの知名度、人気ありきの話ではありますが、斉藤さんのバームクーヘン販売業は物凄い売上を叩き出すそうです。

 問題となっている福岡での売上は2日で約160万円ということでしたが、月では2000万円を超えるような額になるそうですよ。少人数でやっているビジネスとしては大きな額ですよね。だから、双方、一歩も引くわけにはいかない感じになっているのではと見られていますね……」

 斉藤が新たに抱えてしまったトラブル。果たして、今後の展開は――。