高石あかり(22)主演のNHK連続テレビ小説『ばけばけ』の第8週「クビノ、カワ、イチマイ。」が、11月17日から放送される。10日から放送された第7週「オトキサン、ジョチュウ、OK?」は、松野家と岩清水家にとって暗い展開が続いているが、どこか明るさのある不思議な物語となっていた。

 同ドラマは、松江の没落士族の娘・小泉セツと、『怪談』や『知られぬ日本の面影』などの名作文学を残した小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)をモデルにした物語。怪談を愛する松野トキ(高石)が、外国人の夫のレフカダ・ヘブン(トミー・バストウ/34)とともに、何気ない日常の日々を歩んでいく夫婦の姿を描く。

 第7週では、トキはヘブンの女中になることを家族に内緒にし、花田旅館の女中になると偽っていた。しかし、トキの行動を不審に思った母・フミ(池脇千鶴/43)は、父・司之介(岡部たかし/53)と祖父・勘右衛門(小日向文世/71)とともにトキを尾行。すると、トキがヘブンの家に入る現場を発見する。

 家に上がり込んできた松野家の人たちの怒りを理解できないヘブンに対し、錦織(吉沢亮/31)は、トキが妾になったからだと説明。ヘブンはトキを女中として迎えたのに、妾を囲ったと思われたことが心外で、怒り出す。その後、松野家はタエ(北川景子/39)が廃寺の軒下で雨風をしのいでいる姿を見てしまい……という展開。

 生活のために洋妾(ラシャメン)になることを選んだトキ、物乞いを続けるタエ、相変わらず社長をやらせろと言う三之丞(板垣李光人/23)と、いいことなしな鬱展開が続いていたが、ヘブンが誤解を解こうと「ダキタクナイ」と説明したのを受けての、フミの「抱きたいでしょ!」という言葉で、一気にコミカルな雰囲気に変わった。

 X上でも、《緊迫の日だったのに「抱きたいでしょ」で声出して笑ってしまった……絶妙。「それはそれで失礼だが」っておトキちゃんが言うのは分かる。母上までそこで怒ってるの面白すぎる》《朝から爆笑してしまった笑 デリケートなお話しだけど、重さと笑いの塩梅が丁寧でばけばけすごくすき》などと大ウケだった。