■実力ある3歳馬で4度目のVに挑む

 今年、僕とコンビを組んでくれるのは、キズナ産駒のマジックサンズ。

 前走は、スタート直後から引っかかりっぱなしで、まったくレースになりませんでしたが、春は、NHKマイルCで2着を確保した実力馬です。やってくれるはずです。

 11月30日のジャパンカップは、メイショウタバルが有馬記念に直行することになり、今のところまだ決まっていませんが、11月29日は、GⅢ京都2歳Sで、メイショウソラリスとタッグを結成することが決まっています。

 2歳新馬も、22日はキボウホー。23日はシュネルアンジュ、コンゴウフジの2頭とのコンビで出走予定です。楽しみにしていてください。

武豊(たけ・ゆたか)
1969年3月15日、京都府京都市生まれ。1987年3月1日にJRA騎手デビュー。翌1988年、スーパークリークで菊花賞を制しGⅠ初勝利。以後、オグリキャップ・サイレンススズカ・スペシャルウィーク・ディープインパクト・キズナ・キタサンブラック・ドウデュースなど歴代名馬の手綱を取り、国内外GⅠ通算100勝超を達成した“レジェンドジョッキー”である。2018年9月には史上初のJRA通算4000勝、2024年度JRA賞特別賞と黄綬褒章を受章、2025年8月5日には前人未到の4600勝を達成した。現在もトップクラスで騎乗を続ける“競馬界の第一人者”兼“最多記録更新請負人”。