11月19日に第8話が放送される、菅田将暉(32)主演の連続ドラマ『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう(もしがく)』(フジテレビ系/水曜よる10時~)。同ドラマは放送中にもかかわらず、配信サービス・TVerのお気に入り登録者数が減り続け、深夜ドラマ『推しが上司になりまして フルスロットル』(テレビ東京系)に抜かれる異例の事態になっている。
同ドラマは、25年ぶりに民放GP連ドラ脚本を手掛ける三谷幸喜氏の半自伝的な要素を元に、1984年の渋谷の架空の街、ストリップ劇場のネオンが光る商店街「八分坂」を舞台にした青春群像劇を描く。三谷脚本、菅田、二階堂ふみ(31)、神木隆之介(32)、浜辺美波(25)ら豪華キャストが話題だったが――。
12日放送の第7話では、久部(菅田)は大御所俳優・是尾礼三郎(浅野和之/71)に参加を依頼。シェイクスピア後期の名作『冬物語』であれば出演するという是尾の条件を飲んだ久部は、上演用の台本を執筆。劇団員たちは、昼は『冬物語』の稽古、夜は『夏の夜の夢』の本番という忙しい日々を送ることになってしまう。
ある日、オーナーのジェシー才賀(シルビア・グラブ/51)がやってくる。支配人・浅野大門(野添義弘/67)は売り上げノルマの120万円を差し出すが、実はお宝の大鎧を売って金を工面していた。一方、彗星フォルモン(西村瑞樹/48)はテレビの仕事が決まったと、前祝いで焼肉をおごると劇団員を誘うが……という展開。
謎の男・トロ(生田斗真/41)がリカ(二階堂)を迎えにきて動揺したり、王子はるお(大水洋介/42)の150万円を売上ノルマに使おうとしたり、終始、久部がバタバタと暴れているばかりで、今回も物語はなかなか進まなかった。どのエピソードもスケールが小さいこともあり、次への期待感もふくらまない。離脱者が続出するのも無理からぬ話だ。