■“頬ゲッソリ”華原朋美には心配の声も

 華原は2021年からトレーニングジムとのタイアップ企画を通じてダイエットをスタート。23年1月放送の『千鳥の鬼レンチャン』(フジテレビ系)に出演した際には1年で79キロから49キロまで“-30キロ”の減量に成功したと話していた。

 ところが、その半年後にスタートしたツアーのステージでは、ファンも驚くほど再びふくよかな姿で登場。近年は数か月単位で体重の増減を繰り返していた。

 そんな華原だが、9月9日に東京・渋谷のLINE CUBE SHIBUYAで開催したデビュー30周年記念スペシャルライブに向け、トレーニングに励んでいたと明かしている。

 パーソナルトレーナーをつけ、今冬から半年ほどかけて着実に体型を変えていったといい、特に変わったことをしたわけではなく、王道の体づくりとダイエットを実践。変わったことといえば、細胞を活性化させるための電気治療を取り入れたことぐらいだったとインタビューで明かしていた。

 華原が9月29日にインスタに投稿したライブ時の近影には、《モデルさんみたいにスッキリ》
《華原朋美さんめちゃ痩せた!》などのコメントが寄せられていた。

「ただ、最近はさらにスリムになっていっているようで、10月4日にXにアップした近影は頬がゲッソリやせていて《写真写りが悪かったせいだよね? 心配です》というコメントも寄せられていましたね……」(前出の女性誌編集者)

 元木や華原と同様、見取り図盛山晋太郎(39)の激ヤセしたビジュアルも話題を呼んだ。

「盛山さんは雑誌の企画で、104.5キロから85キロの減量に成功。減量期間は“地獄でした”と振り返り、“どうやって痩せたか本当につまらない答えだと思うんですけど……食事制限、運動。以上!”と明かしていました。

 同じ吉本芸人のゆりやんレトリィバァさん(35)も、これまで45キロの減量を経験し、その後もさらにスリム化しているといわれています。9月28日にインスタにアップした“エアープロレス”をする動画にも《めちゃ絞りましたね 筋肉カッコイイ》《めっちゃ痩せた。可愛い》などの称賛コメントが寄せられましたね。

 芸能人の体型が激変すると大きな話題になりますよね。特に元木さん、華原さんがそうでしたが……2人、そして盛山さん、ゆりやんさんたちは特に食事、さらにトレーニングで計画的にスリムな体型を手に入れたようですね」(前同)

 最近は、一般人の間で糖尿病治療薬を利用してのダイエットが広がっていて、久しぶりに会うと激ヤセしている、というケースもある。ダイエット本を出す芸能人も数多くいて、芸能界と体型の話題は切り離せない。最近の芸能人の激ヤセ事情について芸能評論家の三杉武氏はこう話す。

「人々の“綺麗になりたい、健康になりたい”という欲求は変わりませんからね。“著名人のダイエット”は以前からニーズがありますよね。

 さらにここにきては、SNSやYouTubeが浸透したことも大きい。昔はテレビの企画で芸能人のダイエットに密着する、ということが多かったですが、密着するにも限界がありますからね。それがテレビの企画+本人のSNSがあれば、ファンもずっと追うことができますし、よりリアリティが増しますよね」(三杉氏、以下同)

 元木のように自身のYouTubeでダイエットについて語ったり、ダイエット企画に挑戦するようなタレントも少なくない。

「テレビを通すと現実よりも太って見えると昔から言われていますが、リアルで見る芸能人には顔が小さい人、とんでもなく細い人も多いですからね。同じ芸能人でも、そういった人と一緒に仕事をしていると“やせなくちゃ”と焦り、痩せようとする人もいそうです。

 あらためてですが、“ダイエット”は芸能人、表に出る人の“ビジネス”としておいしいですよね。一時期、ライザップがCMに著名人を積極的に起用していましたが、昔はある程度、知名度のある芸能人じゃないと企画が成立しませんでしたが、今はSNSやYouTubeで発信ができるため、インフルエンサーのような人も“ダイエットビジネス”の恩恵にあずかれるようになりましたね」

 元木や華原のように、今後も芸能人の体型変化は多くの人の関心を集めることになりそうだ。

三杉武(みすぎ・たけし) 芸能評論家
早稲田大学を卒業後、スポーツ紙の記者を経てフリーに転身。豊富な人脈をいかし、芸能評論家として活動している。多くのニュースメディアで芸能を中心にしたニュース解説を行ない、また「AKB48選抜総選挙」では“論客”とて約7年間にわたり総選挙を解説してきた。