■第1位「人気キャストの無駄遣い」なのは

 第1位は、『もしもこの世が舞台の、楽屋はどこにあるのだろう』(フジテレビ系)。

 菅田将暉が主演、三谷幸喜が脚本を担当した『もしもこの世が舞台の、楽屋はどこにあるのだろう』は、二階堂ふみ神木隆之介浜辺美波ら豪華キャストもそろい、スタート前から注目度が高かった。

 1984年(昭和59年)の東京・渋谷「八分坂」(架空の街)を舞台にした同ドラマは、菅田演じる蜷川幸雄に憧れる横暴すぎる演出家の卵・久部三成(菅田)がもといた劇団から追放され、風営法の改正によって閉鎖寸前のストリップ劇場「WS劇場」でダンサーたちや劇場で働く人たちと出会い、「WS劇場」で演劇をやって起死回生をはかるストーリー。

 しかし、豪華すぎるキャストたちの競演にもかかわらず、同時進行でさまざまなエピソードが絡み合うという複雑さで、スタートしてすぐにリタイアしてしまう視聴者が続出。

 初回視聴率は、世帯視聴率5.4%(関東地区/ビデオリサーチ調べ)、個人視聴率3.1%とコア視聴率(13~49歳の個人視聴率)1.5%と伸びず、その後も低迷。

 見逃し配信・TVerお気に入り登録者数は、11月4日時点で今期ドラマで12位の56.9万人と、1位の夏帆竹内涼真主演ドラマ『じゃあ、あんたが作ってみろよ』(TBS系)144万人 に比べ、87万人超の大差が開いた。

「展開が早すぎてついていけない。なかなか盛り上がらない」(33歳/女性)

「キャストが豪華だが、見ていてひきこまれない」(39歳/女性/会社員)

「コメディっぽいが、うまくまとまっていないように思う」(45歳/女性/パート・アルバイト)

「人がたくさん出すぎ。人気キャストの無駄遣い」(42歳/女性/公務員)

「三谷幸喜さんが好きですが、今回のドラマは4回くらい見て面白さが分からずやめてしまいました」(43歳/女性/パート・アルバイト)

「始まる前にとても面白いすごいドラマ的な期待があり、いざ始まったらよくわからないドラマだと思った」(49歳/女性/経営者・役員)

「ストーリーに共感できない」(42歳/女性/主婦)