NHKの山名啓雄メディア総局長が11月19日、東京・渋谷の同局で定例会見を行ない、大晦日放送の『第76回NHK紅白歌合戦』について言及した。
『紅白』を巡っては11月14日に37組の出場アーティストが発表されたが、嵐などの人気アーティストの出場について山名局長は「現在、紅組と白組の歌手数が違う」と紅組20組・白組17組の現状にふれて、具体的なアーティスト名は挙げなかったが、「同じ組数が期待されるので、継続して募集しているんだろうと思います」と語った。
「嵐は来年5月末で活動を終了しますから『紅白』に出場できるのは今年が最後。NHKとしては是が非でも出場してもらいたいところでしょう。嵐が出れば間違いなく高視聴率をたたき出すでしょうからね。
ただ、11月3日に行なったファンクラブ向けの生配信で大野智さん(44)はまだ“精神のリハビリ中”で、来春のラストライブに備えた体力作りが行なえていないと話していましたからね。メンバーも大野さんの体調や意向を優先するでしょうし、嵐の出場は大野さんの状態と気持ち次第だと見られていますね。
『紅白』で嵐を見たいという声、一方、一部の嵐ファンからは“出てほしくない”という意見も上がっています。ファンも揺れている状況で、嵐の出場はまだ全く見えてきていない感じですが……すでに出場が決まっているアーティスト・aespa(エスパ)を巡っては、出場に反対する署名活動まで起き、大きな物議を醸してしまっていますよね」(ワイドショー関係者)
aespaは2020年にデビュー。韓国人のカリナ(25)とウィンター(24)、日本人のジゼル(25)、中国人のニンニン(23)で構成される4人組のグローバルガールズグループだ。
「22年5月、ニンニンさんがファンクラブ向けのアプリに卓上ランプの写真を投稿したんですが、そのランプが原子爆弾で生じる“きのこ雲”のような形をしていたため、原爆被害を想起させると当時、一部で物議を醸したのですが、『紅白』出場が決定したことであらためて過去の騒動が再燃しているんですよね」(前同)
ニンニンの一件についてWEB版『女性自身』の問い合わせを受けたNHKは《ご指摘の事案は承知していますが、所属事務所には、当該メンバーに原爆被害を軽視、揶揄する意図がなかったことなどを確認しています》と回答している。
「今年は戦後80年ですからね。そういった背景もあり、署名活動を募るプラットフォーム『Change.org』では17日頃から『aespaの紅白出場停止を求めます』という運動が始まり、すでに8万5000以上の署名が集まっているんです(20日12時現在)。
おそらく、彼女たちはそのまま出場することになると思われますが――いざ『紅白』が始まり、aespaがパフォーマンスを披露したらSNSが荒れるのは必至でしょうね」(同)
Xには、
《aespa紅白普通に無理》
《原爆を軽視するような人を見たくない》
《何も全部見なくていいとは言ってなくてaespaが出てきたらチャンネル変えればいいだけのこと》
といった意見も寄せられている。
「aespaに大いに注目が集まっていますが、現状出場が決まっていないtimeleszも話題になっていますよね。今年の出場があるのではないか、と彼らはかねてより言われてきましたからね。
14日の出場アーティストにtimeleszの名前はありませんでしたが、事前には出場確実だと報じられていましたし、今年の『紅白』の出場条件にも合致しますからね。ただ、篠塚大輝さん(23)の一件が物議を醸してしまっていますよね」(同)