■『DayDay.』スタートで問題噴出の『スッキリ』は“逃げ切り”!?
3月24日の『スッキリ』では栃木県の「那須どうぶつ王国」から生中継を行なったが、レポーターを務めたオードリーの春日俊彰(44)が、加藤からの「池に落ちるなよ! 春日、池に落ちるなよ! 気をつけろ! 春日、足元に気をつけろ!」という“フリ”としか取れない言葉に煽られ、ペンギンたちが泳ぐ池に何度も転落。
ペンギンは先に逃げていたものの、一歩間違えれば危害を加える危険性もあり、また衛生上の問題があるこの「NG行為」に那須どうぶつ王国サイドは激怒し、ツイッターに抗議文を掲載。3月30日配信の『現代ビジネス』では、加藤の煽りは「動物虐待」だと断じている。
「問題を指摘された『スッキリ』ですが『DayDay.』に代わって逃げ切った感じもあります。なんでもかんでも言いたい放題の玉川さんをたった半年で戻した『モーニングショー』も、『スッキリ』も“どっちもどっち”といった感じですよね。
ただ、『DayDay.』が始まった以上、『モーニングショー』も黙っているわけにはいかないでしょう。番組は玉川氏の過激な発言を羽鳥さんが抑える、というスタイルで人気を博してきましたからね」(前出の制作会社関係者)
■テレ朝が開局以来初の「世帯視聴率3冠」を達成
一方の日本テレビも水卜麻美アナ(35)がMCを務める『ZIP!』を1時間延長し、午前5時50分から9時までの3時間超の番組に。裏の『モーニングショー』に放送時間を被せ、ニュースを見たい人をテレビ朝日に移らせないように、という“狙い”があるとも言われているという。
「民放各局は13~49歳のコア視聴率を重視していますが、会社のメンツ的には世帯視聴率も取りたいというのが本音なんです。『モーニングショー』はコア視聴率は厳しいものの、世帯視聴率は9%台と同時間帯トップ。日テレは昨年度、テレ朝に敗北を喫してしまったため、どうにかして『モーニングショー』を潰したいと思っているはずです」(前同)
テレビ朝日は4月3日、2022年度平均視聴率(2022年4月~2023年3月)で開局以来初の世帯視聴率3冠(全日、ゴールデン、プライム)を達成したと発表した。
2022年度、テレビ朝日は『FIFAワールドカップカタール大会』と『ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)』で歴史的な高視聴率を獲得。個人視聴率では『モーニングショー』は年度平均で5.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録し、3年連続で同時間帯トップとなった。
「日テレは『ZIP!』と『DayDay.』の包囲網で、『モーニングショー』は玉川氏の復帰で、それぞれライバルを潰しにかかろうとしているのではないでしょうか」(同)
2023年度の平均視聴率を巡って、日本テレビとテレビ朝日のバチバチの戦いが早くもスタートしているようだ。