妻夫木聡(44)主演の日曜劇場『ザ・ロイヤルファミリー』(TBS系/毎週よる9時~)の第7話が、11月23日に放送される。16日に放送された第5話は、平均世帯視聴率が10.4%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と前回から0.6ポイント減。Snow Man目黒蓮(28)効果はあまりなかったようだが、レースシーンに絶賛の声が寄せられている。

 同ドラマは、早見和真氏の同名小説(新潮社)が原作。ロイヤルヒューマンの競馬事業部専任秘書・栗須栄治(妻夫木)を主人公に、競馬に関わる人間たちの夢と情熱に溢れた20年間が描かれる。撮影はJRAが全面バックアップし、馬主、調教師、騎手なども協力して、実際の競馬場でも撮影が行なわれている。

 第6話では、栗須は社長・山王耕造(佐藤浩市/64)に2017年の有馬記念終了後、来年の有馬記念を最後に自身もロイヤルホープも引退すると告げられ、驚きを隠せなかった。それは事前の家族会議でも伝えられ、次期社長は長男・優太郎(小泉孝太郎/47)と突然、命じたため、優太郎もとまどいを隠せないでいた。

 さらに、耕造から癌であることを告白され、栗須は耕造の隠し子・中条耕一(目黒)に会いに行く。しかし、耕一は頑なに耕造と会う事を拒んだ。そんな中、ロイヤルホープはドバイゴールドカップで優勝したのをきっかけに復調し、G1は勝てないが、ジャパンカップでも2位に入るなど好成績で有馬記念への出走を決め……という展開。

 有馬記念に向けてじわじわと盛り上げていく流れだった。さすがはJRA全面協力で、朝焼けの中山競馬場は美しく、最後の雨の有馬記念レースシーンは競馬ファンでなくとも熱くなった。X上では、《社長の夢の有馬で大泣き。ホープに関わる全ての人間が顔ぐしゃぐしゃにして応援するところ痺れすぎた》など、レースに対する称賛の声が相次いでいた。