■週刊少年ジャンプ、チョコレート、シュークリーム…外界と断絶された刑務所生活でも手に入るモノ

 最初に刑務所での生活を振り返ったのは11月8日の投稿。

《2021年2月11日 特食小倉ようかん》《当時和菓子が苦手だったうちは、こんなようかん一本出されて誰が全部食べんだよっ! て一口食べたら、そのまま完食。恐らく2分以内。刑務所恐るべし》と、苦手だった和菓子を即食べ切るほど刑務所内では甘味が貴重だったことを振り返っている。

 翌日には、《2021年3月20日 特食アルフォート。神。刑務所でのチョコレートは神。現場に9割置いてあるアルフォート。結果的に特食Best3のひとつ》とも投稿。

 その後も、

《中でも少年ジャンプは買えるんだぜ》
《2021年4月29日 特食大きなツインシュー。日記にはカスタードと生クリーム両方やばい! って書いてた。チョコ、カスタード、生クリーム、これこそ三大神》
《1年経っても娑婆のご飯が美味すぎる》

 など、刑務所内での食や娯楽についてつづり、《ポストアクティビティ(編集部註:投稿への反応)を見たら、皆さんが刑務所話しに興味あるのがよく分かる》と手応えも発信している。

 さらには、今回の復帰舞台に関しての赤堀氏とのやりとりも告白。19日に赤堀氏と舞台について打ち合わせを行なっていたと投稿し、その数分後に、

《その赤堀さんに中から手紙を書いた時、麻雀牌の絵を書いて何切る? 問題を出したら検閲に引っかかった。新井「なんで駄目なんですか?」刑務官「脱走とかの暗号かも知れないから」んな訳ねーだろww》

 と、刑務所側の対策が過剰ではないか、ともツッコんでいる。麻雀における“何切る問題”とは、手牌の中から何を捨てれば最もよい形になるかのクイズのようなものだが、新井が描いた麻雀牌のイラストを刑務官が“何かの暗号”と捉えたということだろうか。ただ、刑務所が厳しい監視体制を敷いてくれているのは、一般市民としては頼もしいところだ。

 実刑を受けた俳優の復帰についてはさまざまな意見があるところだが、果たして舞台でどんな芝居を見せてくれるだろうか──。