■『良いこと悪いこと』大どんでん返しはあるか

 X上の考察は混迷しているが、要約すると、《森は7人目だが犯人ではない》《被害者の3人目までと4人目は犯人が違う》《スナック「イマクニ」の店主・今國(戸塚純貴/33)犯人説はミスリードではないか》《刑事・宇都美(木村昴/35)が「イマクニ」に通っていたのは、高木たちの状況を探るため。本当は犯人の協力者》などだ。

 とにかく怪しげな描写が多すぎて、すべてミスリードかもしれないと思えてくるほど。ほかにも、園子の同期の記者・東雲(深川麻衣/34)が怪しいという声もある。東雲はストーリー展開において重要な位置にいないのに、やたら描写されているのは奇妙だ。ただ、これもミスリードのように思える。

 一方で、高木家に対する疑惑の声も多い。確かに高木(間宮)は家族の前での不審な行動が多く、心ここにあらずな雰囲気も気になる。妻・加奈(徳永えり/37)も事件のことは知っているのに、それについての会話がないのは不自然だ。なにより、これまで多くのドラマでキーマンを演じてきた徳永が、ちょい役で終わるとは思えない。

 娘・花音(宮崎莉里沙/9)のクラスの担任が「森先生」なのも気になるし、もし、事件とは無関係に見える高木の家族が鍵を握っているとしたら、かなりのどんでん返しとなる。終盤の物語を盛り上げる演出の点からも、可能性はかなり高いだろう。

 次回予告の加奈の「あたしは、父親の話をしているの」というセリフから、次は高木家に関係するエピソードが描かれそうだ。さらに、イマクニにいる高木が、「やっと気づいた」というボイスチェンジャーのような声に、驚いて立ち上がる姿も。残る標的は高木と小山(森本)だが、はたして連続殺人事件の真相は――。(ドラマライター・ヤマカワ)

■ドラマライター・ヤマカワ 編プロ勤務を経てフリーライターに。これまでウェブや娯楽誌に記事を多数、執筆しながら、NHKの朝ドラ『ちゅらさん』にハマり、ウェブで感想を書き始める。好きな俳優は中村ゆり、多部未華子、佐藤二朗、綾野剛。今までで一番、好きなドラマは朝ドラの『あまちゃん』。ドラマに関してはエンタメからシリアスなものまで幅広く愛している。その愛ゆえの苦言もしばしば。