■トレンドに上がった、生々しい“国分のコンプラ違反”内容
会見が始まったのは、26日の14時。ニュース番組や大手メディアのYouTubeチャンネルが国分の会見が生中継・配信をすることを告知し世間がザワついていたころ、Xのトレンド欄には、
《国分が女性スタッフへのわいせつ行為を自白していた》
との驚きの文言がトピックとして掲出されていたのだ。
「国分さんの会見の数時間前に、『週刊文春』(文藝春秋)の電子版の記事が出たんです。日テレ事情聴取の当日の様子を詳報しており、聞き取りの結果、国分さんが自ら“女性スタッフ2名へのわいせつ事案”を告白したという内容の記事でした。
その記事について、Xで多くのユーザーが反応を示したり、意見を投稿したことでトレンド入りしたかたちです。“わいせつ行為を自白していた”との取り上げ方は、ネットユーザーの興味関心を加速させました」(ITメディア記者)
現在、Xでは生成AI(Grok)を用いて、バズったトレンドの概要を要約して提示している。国分の会見が終了した15時ごろには先のトレンドは消えていたが、当時、Grokがこの件をまとめた文章は、《週刊文春の報道によると、国分氏は6月18日に日テレのコンプライアンス局幹部と弁護士から受けた聴取で、番組スタッフA子さんとのホテル内サシ飲み時の行為、B子さんへのセクハラ、不適切なLINEのやり取りを自白した》といったものだった。
先のITメディア記者が続ける。
「国分さんがメディアの前に出てきて、過去の自分の行ないへの反省と被害者への謝罪をしたいことを語っていましたよね。会見でも“引退もよぎったが、今のところは活動休止”を選んだとの旨を語っていましたが、その先には、いつか何らかのかたちで復帰したいとの意思が見て取れます。国分さんには家族もいて、まだまだ働かなくてはならないですから。
そんな決意の会見のちょうど真裏で、Xでは《国分が女性スタッフへのわいせつ行為を自白していた》とおどろおどろしく取り上げられてしまった。Xでは、会見の内容より“国分さんがやったこと”の話題が目立ってしまうことになってしまいました。文春報道、そしてXのトレンド入りのタイミングは国分さんにとっては不運でしたよね」
なお会見で国分は「答え合わせがしたい」と訴えたが、それを受けて日テレ側も同日にコメントを発表。《ヒアリングで国分氏自らお話された内容だけでもコンプライアンス違反に該当》とした。また、関係者の保護を第一に掲げた上で、《何よりも関係者が自分の身元を特定され、“二次加害”がもたらされることに強い恐怖を感じております。その観点から『答え合わせ』は難しいと考えております》とも回答している。
日テレのこの対応には、《二次加害はもちろん駄目だけど、あまりにもそれを盾に使っているように見える》《これは一方的すぎない?》などと違和感をおぼえるという声も噴出しているが──。前出のスポーツ紙記者はこう言う。
「もちろん、被害を受けた人を守る、というのが第一でしょうが、中居正広さんの女性トラブルに関するフジテレビの対応をめぐり、スポンサーがその姿勢を批判し続々と撤退するという騒動がありました。今回の日テレの対応は、初動を誤ったフジの二の舞にならないように、という感じにも見えてしまいますよね……」
再び世間の大きな話題になった国分の騒動だが、果たしてどのような決着を見るのか。