■“ジャニー氏の闇”とのリンクを想像する声も

 前出のワイドショー関係者が続ける。

「今回の場合も『CDTV30周年』という記念の番組だったこと、SMAPの『世界に一つだけの花』は、その『30年間の総合ランキング』の第1位という絶対にスルーできないポジションにあったことから、しっかりと許可を取って流したと考えられます。

 ただ、タイミングがタイミングだけに、一部では陰謀論のような声も上がってしまっていますが……」

 イギリス公共放送のBBCが現地時間3月7日、ジャニーズ事務所の創業者であるジャニー喜多川氏(享年87)の“罪”に焦点を当てたドキュメンタリー『J-POPの捕食者 秘められたスキャンダル(原題:Predator:The Secret Scandal of J-Pop)』を放送。

 3月17日、東京・丸の内にある日本外国特派員協会(FCCJ)の会見場では、各国の記者向けに同番組の試写とともに、番組スタッフによる会見も行なわれた。

 会見に参加していた番組リポーターのモビーン・アザー氏は「メディアがこの問題を報じない、沈黙のレベルの大きさにショックを受けた」と、日本メディアの問題にも言及していたと、3月23日発売の『週刊文春』(文藝春秋)では報じている。

 地上波メディアがこの一件をいっさい報じていないタイミングで、SMAPの映像が『CDTV』で“解禁”されたような状況のため、

《SMAP映像解禁で喜んでトレンドになっているけど、なぜ、このタイミングでジャニーズ事務所がマスメディアに褒美を出したのかと勘繰りたくなるねBBCの報道を無視してくれたご褒美かな》
《BBCの件で事務所に批判が集まってるから、批判交わしにSMAPが使われてる感はあるよね…》

 と、BBCのドキュメンタリーとの“リンク”をいぶかしむファンの声もSNSには多く寄せられている。

「疑念の声も出てしまっていますが、多くの視聴者、そしてSMAPファンは喜んでいますよね。許可取りの問題はあるとは思われますが、今後はよりSMAPや辞めジャニの人たちの過去映像が普通に流れるようになればいいですよね」(前同)

 過去の映像が流れるだけどちょっとした騒動に――やはりSMAPは偉大だ。