人々の生活に欠かせない自転車だが、何気ない油断が重大事故につながるケースもある。2026年4月からは道路交通法が改正され、交通違反をした際に反則金を納付する「青切符」が車やバイクと同様、自転車にも導入されることになった。

 自転車ルールがより厳格化されるのだが、一方で自転車に関するルールをいまいち理解していないという人もいるようだ。そこで今回は20~30代の男女100人に「知らなかった自転車ルール」についてリサーチ。「自転車交通ルール厳格化についてどう思うか?」についても聞いてみた。(自社リサーチ)

 第9位(4.0%)は、夜間ライト点灯、運転時携帯電話使用禁止が同率でランクイン。

 夜間になって暗くなったときにライトを点灯する理由は、自分が運転する自転車を暗闇で歩行者や車など周囲に認識してもらうためにも重要。道路交通法において自転車は「軽車両」に含まれるため、車などと同様に法律上もライトをつける“義務”がある。

 2026年4月からは青切符の対象となり、違反すると反則金5000円が科せられる。

「危ないのでもっと強化してほしい」(36歳/女性/会社員)

 ながらスマホは、自転車運転においてもNG。運転時の携帯電話、スマートフォンの使用は、画面を注視するあまり歩行者にぶつかることもあるので危険きわまりない。

 昨年11月より自転車運転中にスマホでの通話や地図アプリなどの画面を見たりする“ながらスマホ”が道路交通法により禁止された。2026年4月から“ながらスマホ”には青切符が切られ、反則金は12000円で最も高額となる。

「“ながらスマホ”はよく見かけるから厳罰化に賛成」(28歳/女性/パート・アルバイト)

「スマホを見ている人が突っ込んできたことがあるので、厳しくしてほしい」(29歳/女性/パート・アルバイト)

 第8位(5.0%)は、車道の左側通行。

 車道では右側走行すると逆走となり、他の車や自転車と衝突する危険があるので、車と同じ左側を通行し、道路の左端に寄って走るように法律で定められている。自転車が通行可能な一方通行道路でも、左側を走行しなければならない。

 こちらも2026年4月から導入される青切符の対象で、違反した場合、反則金は6000円となる。

「自転車を乗っていい場所とそうでない場所がよく分からない」(38歳/女性/会社員)

「自転車用車道がないことや道が途切れることもあるので、厳格化にともなってしっかり整備をしてほしい」(36歳/男性/会社員)

「道路の最適化ができてないと思う」(38歳/男性/会社員)

「生活しづらくなりそう」(26歳/女性/パート・アルバイト)

 第7位(6.0%)は、傘差し運転禁止。

 傘差し運転は、運転時に安定を失う可能性があり、前方の視界もさえぎられるため、法律で禁止されている。2026年4月より青切符での取り締まり対象となり、反則金5000円が科せられるので、雨の日はレインコートを着るようにしたい。

「もっとルールを周知させたほうが良い。皆が知ることが重要」(34歳/男性/会社員)

「厳格化することで、自転車を安全に運転しようとする人が増えるので良い」(33歳/男性)

「自転車で傘は危険すぎる」(39歳/女性/会社員)

「いろいろな乗り物がある今の時代に合っている」(38歳/女性/主婦)