■「知らなかった自転車ルール」、「よく見かける」違反も

 第6位(9.0%)は、ヘルメット着用の努力義務。

 2023年4月から改正道路交通法により、全世代にヘルメットの着用が“努力義務”となった。

 自転車に乗車中の死亡事故のうち、その多くが頭部への損傷が原因となっているため、ヘルメット着用が望ましいが、自転車を利用する際のヘルメット着用率はいまだ低い。

「ヘルメット着用は努力ではなく強制したほうが、安全が守られて良いと思う」(39歳/女性/主婦)

「子どものヘルメットは必要」(25歳/男性/会社員)

「ヘルメットは携行が大変」(28歳/男性)

「事故の被害がお互いにないように努力したほうが良い」(37歳/女性/会社員)

 第4位(11.0%)は、イヤホン使用運転の規定、運転者以外の乗車禁止。

 イヤホンやヘッドホンで音楽などを聴きながら自転車を運転している人をたまに見かけるが、救急車両のサイレンや警察官の指示などを聞くことができない状態で運転することは指導の対象となる。周囲の音が背後の車の音が聞こえず事故につながる可能性もあるが、オープンイヤーや骨伝導型のイヤホンや、ごく小さな音で周囲の音が聞こえている場合など、運転に支障がない場合もあるため、警視庁は「安全な運転に必要な音又は声が聞こえない状態で車両等を運転してはならない」と規定している。

 2026年4月から青切符が適用され、反則金5000円が科せられる。

「イヤホンを使用した運転はよく見るが危ないと思う」(39歳/男性/会社員)

「車両を運転している意識が低いので強化は良いこと」(39歳/男性/会社員)

「ルール違反は積極的に取り締まってほしい」(38歳/男性)

「自転車も車道を走るので、車を運転する側としては迷惑」(39歳/男性/会社員)

「とにかく事故が減りそうなので良いことだと思う」(36歳/男性/会社員)

「安全になるから良い」(38歳/男性/無職)

「賛成だが、車ももっと厳しくして欲しい」(33歳/女性/会社員)

「当然だと思うし、厳格に取り締まって欲しい」(38歳/男性/無職)

 自転車は、運転者以外の乗車も原則禁止されている。2026年4月からは青切符の制度が適用され、反則金は3000円。

 一方、16歳以上の運転者は一般の自転車の場合、補助席を用いて小学校就学の始期に達するまでの幼児を1名同乗させることができ、さらに、4歳児未満の幼児1名を子守バンドなどで背負って運転することが認められている。また、“一定の安全基準を満たした”「幼児2人同乗用自転車」であれば、最大2名まで幼児の乗車が可能だ。

「学生の2人乗りをよく見かける。ルール違反なのに堂々としていて驚く」(36歳/男性/自由業)

「スピードが出ると、ぶつかったら間違いなく重大なことになるので厳格化するべき」(34歳/男性)

「安全になるのはうれしい」(34歳/男性/公務員)

「ルール厳格化は健全だと思う」(37歳/男性)

「自転車専用レーンを増やしてほしい」(38歳/女性/学生)

「危ない思いをしなくなるので賛成」(36歳/女性)

■「知らなかった自転車ルール」ランキング
1位 一時停止標識での一時停止
2位 並走禁止
3位 歩道を通行時徐行
4位 イヤホン使用運転の規定
4位 運転者以外の乗車禁止
6位 ヘルメット着用の努力義務
7位 傘差し運転禁止
8位 車道は左側通行
9位 夜間ライト点灯
9位 運転時携帯電話使用禁止

以下のリンクから「知らなかった自転車ルール」1~3位の理由とコメントをチェックできる。

1~3位はコチラ