6月に解散したTOKIOの元メンバー・国分太一(51)が11月26日、代理人の菰田優弁護士とともに東京地方裁判所内の司法記者クラブで会見を行ない、波紋を広げている――。

 国分を巡っては6月20日、日本テレビが、国分に過去にコンプライアンス上の問題行為が複数あったとして『ザ!鉄腕!DASH!!』からの降板を公表。同25日にはTOKIOの解散と「株式会社TOKIO」の廃業が発表された。

 26日の会見で国分は「まず最初に自ら取った行動により傷つけてしまった当事者の方に遅くなりましたが、また直接ではなくこのような形になり大変恐縮ではありますが、心からお詫びの気持ちをお伝えさせてください。本当に申し訳ございませんでした」と謝罪。

 その上でどの行動が問題だったのか「答え合わせをさせていただきたい」と涙ながらに12回にわたって訴えた。

 同席した代理人の菰田弁護士は日本テレビに直接謝罪ができない、同局が協議を拒否していると現状を説明したが、会見終了後、日本テレビは《二次加害の恐れがあり“答え合わせ”は難しい》と声明を発表している。

「会見を受けても日テレが“拒絶”の姿勢を示したため、今後も国分さんの復帰は全く見えてこないというのが現状ですよね。会見ではTOKIOのメンバーだった城島茂さん(55)と松岡昌宏さん(48)の名前も出て、2人と会っていること、サポートを受けていることも明らかになりました。ただ、元メンバーだけではありません。国分さんには、彼をしっかりとサポートしている“恩人”とも言える芸能関係者がいるんです」(テレビ局関係者)

 10月30日発売の『女性セブン』(小学館)でも、この国分をサポートする芸能関係者のことが書かれている。国分の“芸能界の恩人”いうべき人物は7月頃から憔悴した国分をサポート。《弁護士の人選から費用までも援助したという話があり》とも報じられ、マスコミ対策のサポートもしていたとも報道された。

「11月27日発売の『週刊文春』(文藝春秋)には、国分さんのコンプラ違反は女性スタッフ2人へのわいせつ事案だったとも報じられました。会見でも記者から質問が出ましたが、代理人の菰田優弁護士は“コンプライアンス事案の内容に関わる問題で、日テレからも制限されているので今の段階では説明を控えさせていただきます。申し訳ありません”と語りました。

 国分さんも“自分自身が置かれている状況や立場への自覚が足りなかった”と全面的に謝罪する意向を示しているのですが……日テレは何をコンプラ違反だとしたのか公表はしておらず、被害者を守るために国分さんが求める“答え合わせ”も、今後も行なわれないと見られます。ですので、今のままでは国分さんは相手に謝罪することもできず、日テレ以外のテレビ局やスポンサーにも説明ができません。

 このままでは到底復帰は叶わないでしょうし、働けないため生活もどんどん厳しくなってくるでしょう。そのため、その芸能関係者は弁護士とともに国分さんをサポートし、少しでも日テレと話し合いができるように動いていると見られています。そして国分さんも、その恩人を信頼して一緒に前に進もうとしているといいますね」(前同)