今年は“昭和１００年”の節目。さらに、日本で初めてラジオが放送されてからも１００年目であり、『ＮＨＫ紅白歌合戦』ではそれにちなんだ特別企画「放送１００年 紅白特別企画」が組まれる。
出場歌手の多くは１１月１４日に発表されたが、まだ追加発表やサプライズ出場を期待する声は多く、例年以上に盛り上がりを見せている――。
「ＮＨＫサイドは、放送１００年の節目となる今年の『紅白』を大成功させたい思いは強い。白組の出場歌手が紅組と比べて３枠少ないことから追加発表があると見られていますし、特別枠で大物の出場が発表される可能性は極めて高いでしょうね」（レコード会社関係者）
今年の『紅白』の追加出場歌手――まず名が挙がるのは嵐だ。初出場となる２００９年から活動休止前最後の出場となった２０２０年まで、１２年連続で『紅白』に出場。グループは来年５月末で活動終了するため、『紅白』出場の機会は今年が最後となる。
今年の『紅白』制作統括の篠原伸介氏は出場歌手発表会見で、記者から嵐の出場はどうなるのかを聞かれ、「大変注目の大きい方だと思っております」「注目度の高いアーティストの方には引き続き、継続的に交渉を続けたい」と回答している。
「嵐と『紅白』サイドとの交渉はギリギリまで続くと言われていますね。ただ、ラストツアーが行なわれるのは、『紅白』から２か月半後の３月１３日の北海道公演から。すでにグループは水面下でいろいろと準備を進めていて忙しいでしょうし、今年５月まで活動休止していた大野智さん（４５）のコンディションの件がある。
ＮＨＫサイドが彼らを口説き落とせて、『紅白』に出場するとなっても、収録で１曲歌う程度で、生放送で出てもらうのは難しいのでは、という見方が強いですね」（前同）
嵐以外にも、複数のメディアで多くの大物アーティストの出場が予想されている。
「今年がソロデビュー５０周年の節目である、矢沢永吉さん（７６）の出場に期待する声が多いですよね。ＮＨＫも今年、矢沢さんの特集を組むなど、矢沢さんに出てもらいたい感じが伝わってきますよね」（同）
今年、ＮＨＫでは『ＮＨＫ ＭＵＳＩＣ ＳＰＥＣＩＡＬ 矢沢永吉 ヤザワ×イチロー ～俺たちの失敗～』（９月１５日放送）という、矢沢が元プロ野球選手のイチロー氏（５２）と対談する企画や、本人は不在ながらサインを寄贈した特番『Ｔｈｅ Ｃｏｖｅｒｓ スペシャル 矢沢永吉ナイト！』（８月２５日放送）などの特集が組まれた。
「それから、ＮＨＫは玉置浩二さん（６７）が好きで……昨年に引き続き、玉置さんの出場もあるかもと言われていますね。玉置さんの歌唱力は圧倒的。玉置さんが出ると、番組のクオリティが一段上がる感じになりますよね。
玉置さんは最新曲『ファンファーレ』（１０月１３日配信）が現在放送中のＴＢＳ日曜劇場『ザ・ロイヤルファミリー』で使われていて、ドラマも歌も人気。玉置さんとＮＨＫは過去にトラブルがあったとも言われていますが、出場を期待する声も少なくないですね」（同）
