■「減税・減額してほしいもの」、「二重課税のように感じる」のは
第6位(6.0%)は、自動車税。
自動車税は車の種別や排気量ごとに税率が設定され、1年に1回、車の所有者に課される。
新車登録から11年以上経過したディーゼル車、13年以上経過したガソリン車とLPG自動車は、環境負荷が大きいという観点から自動車税が15%、軽自動車は20%重課。さらに、車本体には車体の重量に応じた自動車重量税や、環境性能に応じた環境性能割といった税金も課せられる。
「夫婦で通勤に使う車2台の税金が高い」(58歳/女性/自営業)
「自動車の維持費がバカにならない」(56歳/男性/会社員)
「車が古くなったら税金が高くなるのをやめてほしい」(44歳/女性/会社員)
「生活必需品なのに税金が高い」(54歳/男性/会社員)
「重量税はいらないし、13年以上の車をいじめる税率を何とかしてほしい」(40歳/女性)
第5位(8.0%)は、住民税。
住民税は、教育や福祉、消防、救急、ゴミ処理など、生活に身近な行政サービスをまかなうための地方税で、前年の所得に対して課税される所得割と、定額で課税される均等割を合算した額を納付する。
所得割の税率は10%で、均等割は道府県民税1000円、区市町村民税3000円、2024年度から導入された森林環境税1000円を合わせて5000円となっている。
「所得税との二重課税のように感じる」(48歳/男性/公務員)
「低所得でも結構取られる」(43歳/女性/パート・アルバイト)
「住んでいる以上、納めなければいけない税金なので負担が大きい」(56歳/男性/パート・アルバイト)
「高いわりに還元されていない」(57歳/女性/主婦)
「昇給しても税金も上がるので手取りが増えない」(56歳/男性/会社員)
第4位(9.0%)は、固定資産税。
固定資産税は、土地や建物の他、事業者が仕事を行うために使用する設備といった償却資産に対して、毎年課される地方税。
一戸建ての場合、土地と建物それぞれの固定資産税を支払う必要があり、一般的な税率は固定資産税評価額(課税標準額)×標準税率1.4%で算出される。固定資産税評価額は3年に1度、適正な額に見直されるため、地価が上がると固定資産税の上昇につながる可能性もある。
「収入に関係なく払い続けなければならないので大変」(52歳/女性/パート・アルバイト)
「家が古くなっても税金が下がらない」(56歳/女性/主婦)
「少しずつ上がっていて、収入も増えない中、払うのが大変になってきた」(53歳/女性/パート・アルバイト)
■「減税・減額してほしいもの」ランキング
1位 消費税
2位 社会保険料
3位 所得税
4位 固定資産税
5位 住民税
6位 自動車税
7位 年金保険
8位 相続税
9位 たばこ税
9位 酒税