■ネットユーザーが好きそうなネタ投稿を繰り返す、マクドナルド公式X
そんなマクドナルドの公式Xは、しばしば物議をかもしてきた。
「企業のSNS運用方針はそれぞれですが、マクドナルドの公式Xでは、独自のスタイルでのPR投稿が多くなされています。ネットで話題になった事柄を引用した“ネタ画像”的な投稿も多いほか、新たに始まるキャンペーンを予告する“シルエットクイズ”も頻繁に投稿されています。ただ、時々ネットユーザーからは冷ややかな視線を向けられることもあるのが事実です。
たとえば今年7月には、《8/6(水)に復活するのは・・・?》とのコメントとともに、人物と思われるシルエットの画像を投稿し、Xでは誰なのかと大盛りあがり。その後《正解はこちら!!!》として投稿されたのが、人のシルエットに見えるように3つの『炙り醤油風 トリプル肉厚ビーフ』を組み合わせた画像。
クイズ形式はユーザーとのコミュニケーションの一つですが、一部のネットユーザーからは《何でもありだろこんなん》と厳しい声も上がっていました」(ウェブメディア編集者=以下同)
その他、昨年8月には『マックフライポテト』の割引キャンペーンに合わせ、生成AIで作成した女性がポテトを食べる動画CMを公開したものの、《単純に不気味》、《不気味の谷超えてない》など、嫌悪感を示すネットユーザーも少なくなかった。
今回の“しんにょうでくくる”投稿もネットユーザーたちからさまざまな意見が寄せられているわけだが、果たしてどのような意図で制作したものなのか。その意図や令和ロマンへの確認の有無をマクドナルドに問い合わせたが、期日までに回答はなかった。
「ネットで話題になっていることを積極的に取り入れることで、ネットユーザーたちが反応しやすい状況を作っているのは間違いないと思います。時にネガティブな反応もありますが、それも含めて盛り上がっているのはたしか。PRとしては反応されないよりも、ツッコミを含めて反応してくれたほうがいいという考え方はできるでしょう」
“しんにょうでくくる”について令和ロマンが言及のは、マクドナルドにとっては狙い通りだったのかも。今後、本当に令和ロマンがマクドナルドの広告に起用されるかどうかを見守りたい。