■「私このまま…」カトパンは『めざましテレビ』失神でフジ退社決意

 2014年10月、当時『めざましテレビ』のMCを担当していた加藤が生放送中に倒れて途中退席したことがあった。

 16年11月放送のトーク番組『ボクらの時代』(フジテレビ系)に出演した加藤は、「(フジテレビを)辞めるちょうど1年くらい前に生放送中に意識なくなって倒れたんですよ。それで病院に運ばれている間に“私このまま死ぬかも”って思って」と回顧。「無意識に倒れてしまったっていうのをきっかけに“あっ、ちょっと体のことを優先して考えよう”と思って」と退社を決意したと明かしていた。

「『めざましテレビ』は朝5時前から始まりますので、MCを務めるアナウンサーが局に入るのは1時とか2時。完全に昼夜逆転の生活になるわけです。井上アナはその生活をもう何年も続けているわけですよね。また、彼女は人気が高く、特番などでの稼働もあります。それが入ってくると生活はより不規則になってくるわけで……。

 入社から『めざまし』に“配属”された井上アナも、来年4月には31歳ですからね。以前から、近いうちの卒業がささやかかれていましたね。彼女もたびたび体調を崩して番組を欠席していますからね」(前出の制作会社関係者)

 井上アナは23年9月と10月に体調不良で番組を欠席。24年4月にも2日間番組を休んでいる。

「12月末で退社する藤本アナは、井上アナの後任MCの“筆頭候補”とは言われていませんでしたが、キャリアや人気面を考えれば、後任の可能性はあったでしょう。ただ、今回の退社で後任MC就任の可能性はゼロになってしまいました。

 その藤本アナの後任として、『めざましテレビ』の情報キャスターと『さんまのお笑い向上委員会』を引き継ぐことが発表されている原田アナが『めざましテレビ』の次期MC候補だと以前から言われてきましたが、まだ25歳と若いですし、多くのスタッフの信頼を得るまでには至っていないとも指摘されています。

 井上アナはMC就任以前から7年にわたって『めざましテレビ』に携わっていて、“体調面を考えるとそろそろ卒業したほうがいいのでは”とも言われてきましたが、藤本アナの退社のさまざまな影響も考えると、まだしばらくはMCを続けることになるのかもしれませんね。藤本アナ退社後、新たに『めざましテレビ』加わる小室アナも“後任候補”として名が挙がるようではありますが……」(前同)

 様々なジャンルの番組に出演し活躍してきた藤本アナの退社は、フジテレビの番組の今後に大きな影響をもたらしそうだ。