日本のビジネスシーンではバッドマナーとされる“脚を組む”行為。だが、海外ではむしろ好印象を与えるとの説が、先日X上で話題となった。
きっかけは、11月22・23日に南アフリカ・ヨハネスブルグで開催されたG20サミット(金融・世界経済に関する首脳会合)だった。報道では、各国の首脳がズラリと椅子に座って並ぶ光景が繰り返し流され、首相官邸の公式Xも23日にこの模様をアップ。
ここで首脳たちは、みな脚を組んでリラックスした様子を見せている。
だが日本では、ビジネスや会合の場で脚を組むことは“失礼”とされているのが実情だろう。ましてや、フォーマルシーンの中でも国際会議は特に格式の高い場であるため、Xでは、
《なぜにみんな足を組んでいるのか?》
《みんな脚を組んでる 慣例なのかな?》
《足を組まなければいけないしきたり?》
《G20首脳会合、何でみんな足組んでいるんだろw》
など、この光景に違和感を覚えたという声が上がった。脚を組むのは失礼、態度が大きく見えるといった教育を受けてきた日本人にとって、これが日本だけのマナーとなれば、確かにカルチャーショックだろう。果たしてこの“海外では脚組みは失礼ではない”説は本当なのか。
国際的な作法に詳しく、海外採用社員への教育も行うマナー講師・石黒真実氏が解説してくれた。