■国分太一と大揉めなのに……『鉄腕DASH』継続に疑問を呈する声も

 11月27日発売の『週刊文春』(電子版は26日)では、国分のコンプラ違反は女性スタッフ2人へのわいせつ事案だったと報じている。

「記事には、国分さんが日テレの聞き取り調査で話したとされる女性スタッフへの具体的で生々しい話が掲載されていますが、日テレは国分さんが語ったことをとにかく重く見ているということですよね。だからこそ、被害者を徹底的に守るという姿勢を取り、《答え合わせするまでもない》と国分さん側の要請を拒絶しているということですよね。

 11月26日会見でも記者から文春の内容を受けての質問が出ましたが、国分さんの代理人の菰田優弁護士は“コンプライアンス事案の内容に関わる問題で、日テレからも制限されているので今の段階では説明を控えさせていただきます。申し訳ありません”と語っていましたね。

 日テレの“国分さんにいっさい対応しない”という手法には多くの批判がありますが、その一貫した厳格な姿勢を見るに、やはり文春報道のようなことがあったのかなとも思えてきますよね……」(前出のスポーツ紙記者)

 そんな国分は降板したものの、TOKIOのメンバーだった城島茂(55)と松岡昌宏(48)を中心に『鉄腕DASH』は現在も続いている。その点について、

《国分を辞めさせるなら、なんで鉄腕ダッシュはやめないんだよ、視聴率いいからか?都合の良いテレビやな》
《疑問しか無いですね それでも鉄腕ダッシュは数字取れるから残したいって? 虫が良すぎない? 勘弁してくれよ日本テレビ》
《視聴率の良い鉄腕ダッシュは続けたい、でもフジテレビの二の舞はやだ、せや!国分切り捨てたれ!が真相でしょ》

 と疑問を呈する声も少なくない。

「12月1日の定例会見で福田社長は『鉄腕DASH』への城島さん、松岡さんの出演について《続けてご出演していただくことをお願いしています》と話しましたが、国分さんをバッサリ切った一方で番組は普通に続くことに《虫が良すぎない?》と感じている視聴者も少なくないですね」(前同)

 1995年11月にスタートした『鉄腕DASH』。18年5月には山口達也氏(53)が不祥事で番組を降板。21年3月には長瀬智也(47)がTOKIOを脱退し、旧ジャニーズ事務所を退所して番組を卒業。そして、国分も今年6月に降板。現在は城島と松岡とともにSixTONES森本慎太郎(28)、なにわ男子藤原丈一郎(29)などのSTARTO ENTERTAINMENT所属の若手タレントが出演している。

「TOKIOのメンバーが徐々に抜けていき、ここ最近はSTARTO社の若手タレントが番組をけん引しています。また、STARTO社は11月30日に、株式会社TOKIOとのエージェント契約を年内いっぱいで終了すると発表し、TOKIOは完全にSTARTO社から離れることになりました。TOKIOというグループ自体がすでに解散しており、『鉄腕DASH』は“もはやTOKIOの番組ではない”と日テレサイドは形上は言えるはずです。

 ただ、前に離れた山口さん、長瀬さんを含め、TOKIOメンバーが体を張って、頑張って続けてきた番組で、30年の歴史があるわけですからね。多くの視聴者の脳裏にはTOKIOの5人が奮闘してきた映像が焼き付いているでしょうし、やはりどこまでいっても『鉄腕DASH』は“TOKIOの番組”という認識ですよね。

 それなのに、国分さんとここまで衝突して、でも『鉄腕DASH』は何事もなく続く、というのは“無理がある”と感じている視聴者が少なからずいるということですよね。

 会見で国分さんは城島さんと松岡さんの名前を出し、サポートしてもらっていることを明かしており、3人は今でもつながっているのは明白。それなのに、城島さんと松岡さんには引き続き変わらず出演してもらいたいというのも違うのでは、と感じている人もいるようです」(同)

 国分の“答え合わせ”要求を拒否した日テレだが、今後の『鉄腕DASH』への影響は、果たして――。