■復活が待望される石橋貴明が“戻ってくる場所”

 テレビ朝日の正月特番といえば、『夢対決!とんねるずのスポーツ王は俺だ!!』が毎年恒例だが、石橋不在のため2026年の放送は見送られることに。代わって相方の木梨憲武(63)の冠特番『新春ドリームバトル2026 木梨憲武のスポーツKING!』が1月2日に放送されることが発表されている。

「当初、木梨さんは自分1人で特番をやることにいい顔をしなかったと聞こえてきています。木梨さんは、どういう流れで番組や企画が生まれたか、この番組、この仕事をやる意味は、といったことを大切にする人で、『スポーツ王』は“とんねるずの番組”、“貴明が不在のなか、俺1人でやるのは違うでしょ”と考えているのではとささやかれました。

 それでもテレ朝としてはどうしてもやりたかったようです。正月の看板特番ですし、その歴史を途切れさせたくないという思いもあるでしょうからね」(芸能プロ関係者)

 2000年から年始に放送されてきた特番『スポーツ王』。今年1月2日の番組も世帯視聴率13.4%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)、個人視聴率8.9%と高視聴率を記録した。

「テレ朝は、木梨さんをかなり説得したと聞こえてきています。制作サイドから必死にお願いされたこと、そして、石橋さんが戻ってくる場所を守るためにも1人で番組をやる決意を固めたのかもしれませんね。

 9月11日発売の『FRIDAY』(講談社)のインタビューで木梨さんは、石橋さんの病室に見舞いに行ったと明かし、《治すしかないでしょ。治ったら東京ドームね》と声をかけたといいます。コンビが結成された1980年から45年。その絆はより強まっているようにも感じられますし、再来年には『スポーツ王』でとんねるずが揃う光景が見られるのではないでしょうか」(前同)

 石橋の近影を受け、

《今年は細かすぎて伝わらないモノマネ選手権ないのかな》
《貴さん、お元気そう 細かすぎても2億4000万もまだまだ見せて欲しいので、もっと元気になって帰ってくるのを待ってます!》

 と、恒例特番『ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ』(フジテレビ系)の復活にも期待が寄せられている。

「テレビ各局は13~49歳の個人視聴率であるコア視聴率を重視していますが、24年6月の『細かすぎて』は5.0%、同年12月も6.3%と非常に高かったんです。中居正広氏(53)の女性トラブルに端を発した一連のフジテレビ問題で大変な状況にある同局としては、超高視聴率番組である『細かすぎて』はぜひとも放送したいでしょう。

『スポーツ王』と『細かすぎて』が復帰後、石橋さんが“戻ってくる場所”になりそうですが、もう1つ、スポーツ番組やスポーツ関連のイベントもそんな場所になってくるはずです。野球をはじめ、石橋さんのスポーツ愛と知識は凄まじいものがありますからね」(同)

 今年3月、石橋のYouTube『貴ちゃんねるず』には「貴ちゃんについて行ったら大谷さーんに会ったSP」と題した動画がアップされたが、日本での開幕戦に臨む直前のロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手(31)が目の前を通りかかった際、取材で現場にいた石橋は声をかけるようなことはなく、憧れの目で追っていた。そんな石橋に、

《大谷にインスタをフォローされてるのに、変に声をかけずに見守るあたりが好感持てる》
《ほんと声かけないのにリスペクトを感じました。さすがタカさんですね》

 などの声が寄せられた。

「徹底した選手ファーストな姿勢がファンから支持されていて、だからこそ多くのアスリートも石橋さんに好感を抱くんでしょう。結果、『スポーツ王』にも一流のアスリートが出演してくれるわけです。相方、周囲の人たちに愛され、戻ってくる場所がたくさんある。体調も良くなってきているようですし、石橋さんの復帰はそう遠くないと思いたいですね」(同)

 山崎選手はⅩに《我らの大先輩たかさんもめちゃくちゃ元気でした》と綴っている。多くの芸能関係者、そして何より多くのファンが石橋の復活を待っている――。