今年、フジテレビは、引退した中居正広氏(53)の女性トラブルに端を発し、年始から大騒動となった“中居氏・フジテレビ問題”によって未曾有の大ダメージを受けた。同騒動の影響はあまりにも甚大で、大幅な番組制作費カットの煽りも受けて、来春には複数の番組が終了すると見られている――。

 5月、フジ・メディア・ホールディングスが発表したフジテレビの25年3月期決算の純損益は、328億円の赤字。その要因は、多数のCMスポンサー企業が同局から撤退したこと。それから約半年後の11月25日時点では、同月単月でのCMの再開状況は、前年比約86%まで取引社数が回復したことが発表されたが、

「取引社数が約86%まで回復したということで、金額として86%戻っているわけではないといいますね。騒動による金銭的損失は甚大。それを受けて来春以降、報道、情報、ドラマ、バラエティ――すべてで番組制作費の大幅カットが厳命されているといいます。

 ゴールデン帯のバラエティ番組でさえ、かつての深夜枠程度の予算になるとも……そのため、多くの番組はこれまで通りには作れなくなると言われています。まして、視聴率が取れていない番組を続ける余裕はなく、複数の番組が終了すると見られています。フジのバラエティは崩壊の危機にあると言えそうですね……」(広告代理店関係者)

 フジテレビでは、3月31日にスタートした朝の情報番組『サン!シャイン』が、わずか1年、2026年3月末で終了することが複数のメディアで報じられている。

「『サン!シャイン』は視聴率の低迷に加えて、“中居氏・フジテレビ問題”で失脚した港浩一前社長(73)が“最終のGOを出した”番組というところでも、終了するのは“必然”ともフジ局内でも言われているといいます。そして、来春には『サン!シャイン』だけでなく、複数のバラエティ番組が終了予定と……」(前同)

 来春の終了がささやかれるバラエティ番組――そのひとつは、22年4月にスタートしたアンガールズ田中卓志(49)がMCを務めるバラエティ番組『呼び出し先生タナカ』。終了説の理由は視聴率低迷だというが、本サイトは11月30日、フジテレビにこの件を問い合わせたところ、「改編の詳細についてはお答えしておりません」ということだった。