■元日ハムの杉谷拳士氏が「人生」とまで言い切る人気企画

『リアル野球BAN』とは、テーブルゲーム「野球盤」を、プロ野球の試合が行なわれる球場にリアルサイズで再現して、プロ野球選手と芸能人が対戦する年始特番『スポーツ王』屈指の人気企画。舞台は年によって変わるが、東京ドームで行われることが多い。

 投球はマシンで行なわれ、打ったボールがグラウンドやフェンスの「1HB(一塁打)」「2HB(二塁打)」などと書かれたエリアに入ればヒット。「FINE PLAY!!」ゾーンや何も書かれていない場所に落ちればアウト。これを5イニング繰り返して試合をする。選手はランナーを務めず、ヒット後は塁に人形を置いて進行する。

 負けたチームが土下座で泣き落として“延長戦”が組まれる展開もお約束で、家族で見られる楽しいバラエティとして人気を博している。

 同企画は野球ファンのみならず現役選手にも大人気。25年近く続く企画だけに、千葉ロッテマリーンズの佐藤都志也選手(27)や大リーグ・レッドソックスの吉田正尚選手(32)など、“子どもの頃から見ていた番組に出られて嬉しかった”というコメントをする選手も多く、プロ野球選手からも一目置かれている企画なのがうかがえる。

 特に元日ハムで、石橋と同じ“帝京OB”の杉谷氏(22年引退)は現役時代の2015年から18年、22年以外は毎年出演。2025年始の出演を自身のインスタグラムで報告した際には《僕にとってのリアル野球BANは人生》とまで語っている。

 そんな人気企画の『リアル野球BAN』だが、石橋の不在により今年は行なわれないと見られている。

「今回の情報解禁での視聴者の反応からも伝わりますが、やはり石橋さんが復帰して『とんねるずのスポーツ王は俺だ!!』として放送されなけば、『リアル野球BAN』はやらないのでは、と感じている人が多いですね。木梨さんはこれまで『リアル野球BAN』にほとんど参加せず、サッカーなど別のコーナーを担当していましたからね。

 来年1月2日に放送される『スポーツKING!』を巡っては、木梨さんは当初、自分1人で特番をやることにいい顔をしなかったとも聞こえてきています。木梨さんは、どういう流れで番組や企画が生まれたか、この番組、この仕事をやる意味は、といったことを大切にする人で、『スポーツ王』は“コンビの仕事”“貴明が不在のなか、俺1人でやるのは違うでしょ”と考えているのではとささやかれました。それでも、テレ朝としてはどうしても放送をしたくて、形を変えた『スポーツKING!』の制作に至ったといいますね」(芸能プロ関係者)

 前述のDeNA・山崎投手は、帝京OBの食事会での石橋についてXで《我らの大先輩たかさんもめちゃくちゃ元気でした》と綴っている。再来年の年始、復帰した石橋の『リアル野球BAN』での大活躍が期待される――。