高石あかり(22)主演のNHK連続テレビ小説『ばけばけ』の第11週「ガンバレ、オジョウサマ。」が、12月8日から放送される。1日から放送された第10週「トオリ、スガリ。」は、特に大きなヤマのない週だったが、週平均で15%台後半(ビデオリサーチ調べ/関東地区)の高視聴率をキープしている。

 同ドラマは、松江の没落士族の娘・小泉セツと、日本の怪談を世界に紹介した明治時代の作家・小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)をモデルにした物語。松野トキ(高石)と外国人の夫のレフカダ・ヘブン(トミー・バストウ/34)という、怪談を愛してやまない夫婦の何気ない日々を歩んでいく姿を描く。

 第10週では、ヘブンが松江で初めて迎える冬、寒波が襲来する。ヘブンは寒さが大の苦手で、風邪をこじらせ寝込んでしまう。ヘブンの回復を祈り、必死に看病するトキのもとに、ヘブンの教え子・小谷(下川恭平/21)が見舞いに駆けつける。トキと小谷が話をしていると、ヘブンが寝室から顔を出した。

 ヘブンは「ワタシ、シヌ?」と尋ね、小谷が英語で否定。そして、小谷はヘブンの言葉を通訳して、トキに「自分が亡くなっても悲しまないで、私はただの通りすがりの異人だから」と伝える。そんな中、リヨ(北香那/28)が見舞いにやってきて湯たんぽをプレゼントすると、ヘブンは「天国」と喜んで……という展開。

 大寒波でヘブンが風邪をひいて、リヨはぐいぐいヘブンにアプローチ。小谷はトキに近づこうと必死だったが、彼女の怪談好きについていけないし、松野家は婿取りの圧が強すぎる。ヘブンの風邪もそこまで重篤でないし、リヨと小谷の恋心も極めて穏当なもので、大きな動きはいつも通り、特になかった。