元ＴＯＫＩＯの国分太一（５１）の涙の訴えから約１０日――事態はいまだ混沌としているようだ。
国分を巡っては６月２０日、日本テレビが、過去コンプライアンス上の問題行為が複数あったとして『ザ！鉄腕！ＤＡＳＨ!!』（日本テレビ系）からの降板を公表。同２５日にはＴＯＫＩＯの解散と「株式会社ＴＯＫＩＯ」の廃業が発表された。
それから約５か月後の１１月２６日、国分は代理人弁護士同席のもと会見を行ない、どの行動が問題だったのか「答え合わせをさせていただきたい」と涙ながらに１２回も訴えた。
しかし、日本テレビはすぐに《二次加害の恐れがあり「答え合わせ」は難しい》とコメントを発表。１２月１日の定例社長会見でも同局の福田博之社長（６４）は《「答え合わせをしたい」とおっしゃっておられましたが、国分さんがヒアリングの場で述べられたそのものが重大なコンプライアンス違反行為に当たります。私たちは答え合わせするまでもないと考えています》と見解を示すことに。
そして、《少しでも事案が具体的に明らかになること、本人が望まない直接の接触や誹謗中傷という二次加害がもたらされる可能性があり、そのことに関係者が強い恐怖を感じているからです。日本テレビとしてはどのような批判があっても関係者保護を最優先にするという経営判断をしておりますので、これ以上の答え合わせは難しいと申し上げています》と説明した。
そんななか、元ＴＯＫＩＯリーダーの城島茂（５５）が１２月５日配信の『週刊女性ＰＲＩＭＥ』の直撃取材に応じて、国分や『鉄腕ＤＡＳＨ』に言及。城島は、国分にもいろいろと思うところがあるはず、今後どうなっていくかは見守っていくしかない、と応じている。松岡は「縁は切れない」と話していたが、城島も同じ気持ちでいると明かした。
城島は今後も『鉄腕ＤＡＳＨ』をはじめ芸能活動を続けていくとしたが、再び国分と一緒に行動するかについては「まだわからない」とコメント。ファン、スポンサー、日本テレビなど周囲がなっとくして決着がつかないと次のことは考えられないと真摯に応じていた。
「日テレは被害者を守ることを徹底し、当初からの姿勢を変える気配は全くありません。ただ、日テレのやり方にＳＮＳの声だけでなく、有識者も疑問を呈する展開になっていますね」（女性誌編集者）
１１月２９日放送の『ドっとコネクト』（カンテレ）に出演した弁護士の八代英輝氏（６１）は「日テレのやり方も盤石ではないと感じる」「再発防止策をどうするかというのは世の中に公表するべきもの。その部分であまりに関係者のプライバシーを重視してしまったがゆえに、すべてのことが言えなくなってしまった」とコメントしていた。
芸能プロ関係者は言う。
「ここにきて、日テレ内でも問題への対応方法がベストだったのか、揺れているところもあるようで、有識者に“評価”を聞く動きもあるといいますね。
城島さんは取材に対して冷静で温和なコメントを出していましたが、松岡昌宏さん（４８）は日テレの対応を強く疑問視し、不信感を明確に露わにしていますからね」
定例会見で福田社長は『鉄腕ＤＡＳＨ』への城島と松岡の出演について《続けてご出演していただくことをお願いしています》と話したが、１２月３日配信の『デイリー新潮』のインタビューに応じた松岡は、自分たちがどういった立ち位置で番組と向き合っていけばいいのか、と感じたと吐露している。
６月の福田社長の会見以来、松岡にも城島にも日本テレビから何の説明もないまま、《続けてご出演していただく》と言われ、ありがたい話だとはしつつも、自分たちの意思は日本テレビサイドに関係がないのかと疑問を呈した。
そのうえで、何も説明しない日本テレビのほうがコンプラ違反ではないのかとも指摘。３０年間、番組を続けるなかで自分たちがケガをすることもあり、そういったことはコンプラ違反に当たらないのかと心境を露わにしていた。
