毎年恒例の『第22回 好きな女性アナウンサーランキング』(オリコン調べ)が12月5日発表された。今年はTBSのアナウンサーがTOP10に4人ランクインしたことが、注目を集めている。

 今回のランキングでは、TBSからは田村真子アナ(29)と江藤愛アナ(40)が、昨年に続き1位、2位をキープ。江藤アナは3年連続2位でもある。

 2人にくわえて、南後杏子アナ(24)と宇賀神メグアナ(29)が7位と10位に初ランクインを果たした。

 田村アナは早朝からのバラエティ番組『ラヴィット!』(朝8時~9時55分)、残る3人は情報番組『THE TIME,』(5時20分~8時)の進行を担当しているTBSの“平日朝の顔”である。

「かつて、“女性アナウンサーと言えばフジテレビ”といったイメージも強かったですが、時代は変わりましたよね」(制作会社関係者)

 フジテレビでは、千野志麻(48/2005年12月退社)が冠番組『チノパン』(00年10月~01年9月末)を担当してから、高島彩(46/10年12月末退社)が“アヤパン”、生野陽子アナ(41)が“ショーパン”、加藤綾子(40/16年4月末退社)が“カトパン”と、フジの女性アナウンサーは「パン」のつく愛称で呼ばれることが恒例になり、ある種のブランドとなっていたところもある。特に高島は、今回話題となっている『好きな女性アナウンサーランキング』で5年連続で1位を獲得したことで、08年に殿堂入りしている。

「このところTBSでは、人気女性アナウンサーが続々と退社していますが、今回入社2年目の南後アナがランクインしたように、若手も着実に育っていますよね。TBSが“新女子アナ王国”とも言えそうですね」(前同)

 最近、TBSでは、昨年12月に入社27年のベテランアナ・小倉弘子(51)が退社。25年に入ってからは、2月末に加藤シルビア(39)、3月に宇内梨沙(34)が退社。また、良原安美アナ(30)は26年1月での退社を12月5日に発表した。

 良原アナは同局の日曜日の情報番組『サンデー・ジャポン』の8代目アシスタント(25年9月卒業)だったが、彼女の退所で歴代アシスタントが全員退社となることも話題となった。

「そうした退社ラッシュがありつつも、TBSにはまだまだ人気の女性アナウンサーがいるということですよね。

 ただ、アナウンサーの人気がそのまま出演番組の人気につながっているかというとそうでもない感じで……。今回のランキングでは『THE TIME,』に出演している江藤アナら3人がランクインしていますが、番組の視聴率はなかなか厳しい感じです」(前同)