元TOKIO3人の動向が注目されているバラエティ番組『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)の2時間SPが12月7日放送された。同回は新企画「DASH100人食堂」と、人気企画「DASH島 造船計画」の2本立てで放送されたが、「100人食堂」の内容に視聴者はざわつくことに――。

『鉄腕DASH』は5人組グループ・TOKIOの番組として1995年にスタート。グループの山口達也氏(53/2018年5月脱退)が不祥事、長瀬智也(47/21年3月末脱退)が芸能界を引退したことで、TOKIOは城島茂(55)、松岡昌宏(48)、国分太一(51)の3人体制となったが、番組はSixTONES森本慎太郎(28)などSTARTO社の後輩タレントが参戦することで、人気をキープしてきた。

 ところが6月20日、日本テレビが、過去コンプライアンス上の問題行為が複数あったとして、国分の『鉄腕DASH』からの降板を公表。国分は無期限の芸能活動休止となり、これを受けて同25日にはTOKIOの解散と、彼らの会社「株式会社TOKIO」の廃業が発表された。

 城島と松岡は現在も『鉄腕DASH』に出演しているが、TOKIOの解散後、彼らが完全不在の回が増加。“もはやTOKIOの番組ではなくなった”と見る向きも出てきている。

「今回の2時間SPの場合、『DASH島 造船計画』のコーナーには、城島さんが登場しました。しかし、『DASH100人食堂』は、城島さんと松岡さんが不在だっただけではなく、“元TOKIOがいっさい絡んでいない新企画”ということになり、一部視聴者の間で物議を醸しているんです」(女性誌編集者)

「DASH100人食堂」は、地域の祭りやイベントが激減した過疎化の町に活気を取り戻してもらうべく、町の人を100人集め、地元自慢の食材を使って即興アイデア料理を振る舞う新企画。12月7日放送回では、SixTONESの森本と高地優吾なにわ男子藤原丈一郎(29)と大橋和也(28)の4人が、過疎化が進む山口県阿武町を訪れ、現地の人々と交流した。

 阿武町の花田憲彦町長は「私ね、『鉄腕DASH』大好き。家内と一緒にほぼ毎週見ている」と大喜び。森本ら4人は地元農家や学校など、訪れた先々でも歓迎された。

 4人は主題となるアイデア料理作りだけでなく、コロナ禍で止まってしまった綱引き大会を6年ぶりに復活させたり、藤原が伝統芸能「福賀神楽」に参加したりと、ロケは大成功。

《昨日の100人食堂、是非ともあの人であちこち回って欲しいなぁ ほっこりコーナーですごく良かったな》
《100人食堂めっちゃいい企画やんけ……》

 など、好意的な声は多い。

 しかし、“元TOKIO不在”が前提の新企画ということで、

《もうTOKIOは用済みですか?わたしは5人が0から作り上げてきた鉄腕DASHが好きでした。成長した番組を後輩が乗っ取った番組なんて見たくない。今の状況、跡を継いだなんてとても思えない》
《新宿とか厄介みたいに今までの企画でTOKIOが揃わないならまだ分かるんだけど、新しく立ち上げる企画で最初からTOKIOがいないっていう状況はもやもやしちゃうな…》
《100人食堂いい企画だな〜って思うけどTOKIO誰もおらんのはなんだかな〜と思って見てる》

 といった、拒否感を覚えるファンの声も多く寄せられているのだ。

「今回の2時間SPでの新企画がそうですが、『鉄腕DASH』はすでに元TOKIO不在でも成立している感じもあります。しかし、元TOKIOの5人が奮闘し、30年間続いてきた『鉄腕DASH』は、やはりどこまでいっても“TOKIOの番組”と思っている視聴者は多く、不在の新企画が始まり、それが進行していくことを受け入れられない人もいるということですよね」(前同)