■『イット!』青井実“パワハラ”を生謝罪の前代未聞事態
フジテレビは4月9日、公式サイトに《『Live News イット!』青井実キャスターに関するご報告》と題した文書を掲載。《青井キャスターの言動について社内からコンプライアンス推進室に報告があり、2025年2月より弁護士を交え、社内で慎重かつ適切に調査を進めてまいりました》と報告した。
同局によると、青井が番組リハーサル中にフリップ演出が上手くいかなかったことに対して強い口調でスタッフを叱責したり、速報ニュースの対応を巡って自身がつけていたピンマイクをキャスター台の上にある箱に放り投げるなどしたという。
同日の『イット!』に青井は通常通り出演したが、番組内で「青井実キャスター『不適切な言動』」という見出しでこの問題をニュースとして取り上げるという前代未聞の放送に。
青井が「私自身の言動について深く反省しており、申し訳なかったと思っています。本当に自分の未熟さが出てしまったと痛感しています」と生謝罪したことが話題を呼んだ。
「中居正広氏(53)の女性トラブルに端を発した一連の問題でフジテレビからスポンサーが撤退。11月27日、フジテレビがCM再開状況を公表し、11月単月で取引社数は前年比86%まで回復したことが明らかになりましたが、取り引きする企業数が戻ってきているだけで、金額が86%戻っているわけではないですからね。
来春以降の制作費の大幅削減がすでに通達されていて、報道、情報、バラエティ、ドラマとすべての部門で制作費がカットされることになるといいます。『イット!』は数字も苦戦していますし、来春以降はさらなる緊縮財政で制作されることになると見られています」(前出の制作会社関係者)
夕方の情報報道番組では日本テレビの『news every.』とテレビ朝日の『スーパーJチャンネル』が世帯視聴率8%台、TBSの『Nスタ』が6%台でしのぎを削っているなか、『イット!』は4%台と離されている。
「個人視聴率も同様の順位で、『イット!』は他の主要民放キー局に離されてしまっていますね。数字は上がらず、制作費もカットとなる番組で、ギャラがかかるフリーアナウンサーを使っている余裕はないでしょう。制作費でどこを削るとなれば、やはりそこになるのではないでしょうか……」(前同)
『ヒルナンデス!』の来春終了が報じられたが、他にも首筋の寒さを感じている番組の関係者はいるだろう……。