■藤島ジュリー景子氏も書籍でNHKを批判
「SMILE-UP.側も、同男性に補償義務が存在しないことの確認を求めて訴訟を起こしました。今年2月10日に千葉地裁で開かれた第1回弁論では、男性側も争わない姿勢を示し、裁判は終結しています」(前出のスポーツ紙デスク)
被害を受けたと主張した男性を複数回にわたり特集し、旧ジャニーズを批判していたNHK。この“トイレ報道”が誤報だったとしたら……当時の旧ジャニーズ事務所のタレントやそのファンとしては、NHKへの遺恨が残っていてもおかしくないということなのだ。
「“トイレ報道”は他のメディアも追随するなど大きな影響力を持ち、NHK内においても番組打ち切りラッシュの流れを作った向きもあります。SixTONESは『バリューの真実』が打ち切りになった“当事者”ですから、“矛盾のある証言報道でレギュラーがなくなった”と不信感を抱いていてもおかしくはないでしょうね」(同)
実際にファンからは、
《まじでSixTONESにどの面下げて紅白出て下さいって言ったんやろ》
《紅白なんて絶対出なくていい どれだけ酷いことしてきたか、都合よすぎ》
《嘘放送垂れ流してジャニーズ全番組打ち切りし訂正謝罪もなく印象悪い》
など、SixTONESの『紅白』出場を歓迎しない声も広がっていた。また、“トイレ報道”に関しては、その後のNHKの対応も、ファンを悶々とさせるものだったという。
「NHKはSMILE-UP.と男性の裁判が取り沙汰された昨年10月、同男性が被害を証言した記事をWEBから削除し、今日まで削除理由を説明していません。一応、稲葉延雄会長(75)は2月の定例会見で“より慎重な伝え方が必要だった”などと述べましたが、“被害があった信憑性は変わらない”とも述べており、“歯切れが悪い”“説明責任が果たせていない”などと物議呼んでいます」(同)
同裁判については、加害騒動当時の社長であった藤島ジュリー景子氏(59)も、書籍『ラストインタビュー 藤島ジュリー景子との47時間』(新潮社)で、《先方が『被害を受けた』と主張している時期にジャニーが東京にいないことが確認できているなど、いろいろな証拠が重なっているのですが、まさに証拠がひとつも提出されず》などと不満をにじませている。
「また、ジュリー氏は同書で訴状に書かれている内容にも触れ、《もしその方が被害をウソだったと認めたら、NHKとして『その方を訴える』と言っているそうなんです。ちゃんと裏取りもせずに自分たちが大々的に報じておいて、それも含めてNHKの報道の仕方はひどいと思っています》と吐露しています。事務所のトップだったジュリー氏は怒り心頭なわけですから、所属タレントも思うところはあるのかもしれませんね」(前同)
SixTONESメンバーの心中やいかに。