過去にコンプライアンス違反があったという元TOKIO国分太一(51)に対する対応を巡り、同じく元TOKIOの松岡昌宏(48)との関係が悪化している日本テレビの『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)の今後が、大きな注目を集めている。

『鉄腕DASH』は5人組グループ・TOKIOの番組として1995年にスタート。グループメンバーの山口達也氏(53/2018年5月脱退)が不祥事、長瀬智也(47/21年3月末脱退)が芸能界を引退したことで、TOKIOは城島茂(55)、松岡、国分の3人体制となったが、番組はSixTONES森本慎太郎(28)などSTARTO社の後輩タレントが参戦することで、人気をキープしてきた。

 ところが6月20日、日本テレビが、過去コンプライアンス上の問題行為が複数あったとして、国分の『鉄腕DASH』からの降板を公表。国分は無期限の芸能活動休止となり、これを受けて同25日にはTOKIOの解散と、彼らの会社「株式会社TOKIO」を廃業することも発表された。

 城島と松岡は現在も『鉄腕DASH』に出演しているが、TOKIOの解散後、彼らが完全不在の回が増加。“もはやTOKIOの番組ではなくなった”と見る向きも出てきている。

 そうしたなか11月26日、国分が弁護士同席で記者会見を開き、日本テレビに自身の問題行動とは具体的に何だったのかの「答え合わせ」を求めたが、日本テレビは同日、そして12月1日の定例会見で、国分の要求に応じない構えを示した。

 日本テレビの一連の動きに対し、松岡は12月4日販売の『週刊新潮』(新潮社)と同日発売の『週刊文春』(文藝春秋)のインタビューで不信感を露わにした。

 新潮のインタビューに応じた松岡は、自分たちがどういった立ち位置で『鉄腕DASH』と向き合っていけばいいのか、と感じたと吐露。6月の福田社長の会見以来、松岡にも城島にも日本テレビから何の説明もないまま、《続けてご出演していただく》と言われ、ありがたい話だとはしつつも、自分たちの意思は日本テレビサイドに関係がないのかと疑問を呈した。

 文春でも、《続けてご出演していただく》という日本テレビの福田博之社長の発言について問われ、当時も現在も日本テレビサイドから何の説明も報告もなかったと明かしている。

「12月末で、株式会社TOKIOとSTARTO社とのエージェント契約は終了します。松岡さん、城島さんとも個人事務所を設立したことが明らかになっていますが、特に松岡さんは“完全独立”となり、STARTO社との直接の関係性はなくなるのでは、とも言われていますね。日テレへの憤りを露わにした松岡さんに対し、城島さんは週刊誌の取材に冷静な対応を見せていましたが……」(女性誌編集者)