■日テレのお詫びコメントから読み取れること――

『鉄腕DASH』には現在、城島、松岡、STARTO ENTERTAINMENT所属の若手タレントらが出演しているが、一部では城島と松岡が卒業し、若手タレントの番組としてリニューアルする可能性もあると報じられ、

《TOKIOあっての鉄腕ダッシュであり TOKIOを降板させ番組名まで変更したらそれはもう、別番組である》
《TOKIOが降板ならもう鉄腕ダッシュは終了でいい。TOKIOがコツコツ深夜帯から大切に育てて来た番組》
《松岡くん、城島さんいない鉄腕ダッシュはもう鉄腕ダッシュじゃない。もう2人が降板なら番組終了で良い》

 といった声がSNSには多数寄せられている。

 TOKIO先輩グループのSMAPの冠番組『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)に構成作家として携わってきた鈴木おさむ氏(53)も12月10日、『日刊SPA!』のコラムで《日本テレビは大きな選択をしなければならない》と『鉄腕DASH』に言及。後輩たちだけで番組を続けるのは違うと見解を示した。

 また、《松岡さんの言葉は重い》と綴り、タレントと局の関係が冷え込めば番組作りは確実に変わる、それは視聴者にも伝わるとした。

 松岡が日テレへの不信感を全開にした新潮&文春ダブルインタビューを受けて12月10日、日本テレビは城島と松岡にお詫びのコメントを出し、直接説明の機会を設ける意向を表明。以下の声明を出した。

《城島さん、松岡さんに対する状況説明などを改めて確認いたしましたところ、弊社の対応がお二人のお気持ちに寄り添った十分なものではなく、大変申し訳なく思っております。

 日本テレビとして心からお詫びするとともに、改めて直接、丁寧にご説明をさせていただき、お二人のお気持ちを真摯に受け止めたいと考えております》

「新潮と文春のインタビューからもうかがえますが、松岡さんの日テレに対する不信感はMAXに達していると見られています。そんななか日テレが出したコメントの《心からお詫びする》という非常に丁寧な言葉遣いからは日テレの焦りがうかがえますし、《改めて直接、丁寧にご説明をさせて頂き》という部分からは、松岡さんとは現状、直接の話し合いができていないとも見られていますね。

 今、松岡さんと日テレは没交渉状態になっている可能性が高いと。舞台があって多忙だったという理由もあるのかもしれませんが、松岡さんが怒り心頭で“今は話し合いをしたくない”となっているのでは、とも言われていますね。

 松岡さんの盟友の国分さんが、何がコンプラ違反に引っかかったのか分からないまま“追放”されたわけですからね。そして松岡さんは、国分さんの件と同じくらい、今後、自分自身や後輩、仲間のタレントたちにもこういったことが起こり得る、“第2の国分太一”が生まれる可能性があることも憂慮していると言いますね。

 松岡さんはそこもとても重く見ていて、日テレサイドが、“謝罪を”となっていても、軽くは応じる感じではないと見られています」(前出のワイドショーデスク)

 テレビ界で働くタレントたちの今後のためにも――という思いが松岡にはあるとされるが、

「もちろん、事案の当事者のプライバシーは守られる形で――国分さんのどの行為がコンプラ違反になったのか、何をすれば即降板になるのかを聞けるとならなければ、交渉の場につかないのでは、とも言われています。

 松岡さんも、国分さんの『鉄腕DASH』への復帰は難しいと考えているでしょうが、国分さんの次の道のためにも、ただ謝罪では止まらず、日テレサイドと中身のある話し合いがしたいと考えていると見られます」(前同)

 国分だけに止まらない“コンプラ違反→追放”騒動。松岡と日テレサイドの話し合いはどうなるのか、そして松岡の『鉄腕DASH』への継続出演はあるのだろうか――。