年末のボーナスシーズンだが、寒いお財布事情は変わらないという人も多いだろう。
「厚生労働省によると、物価の変動を反映した働く人1人あたりの10月の実質賃金は、前年同月と比べ0.7%減。これは、10か月連続で減少しています。今年の物価上昇の特徴として、原材料高の影響もある一方、物流費や人件費など、サービス由来のコスト増によるものが大きいです」(全国紙経済部記者)
そうした煽りが、美容室にも及んでいるという。
「ホットペッパービューティーアカデミーが発表した今年1回あたりの美容室利用金額は女性が7668円、男性が4879円。これは直近5年で最も高い数字で、共にメニュー料金の値上げが最大の理由です」(前同)
そんな中、0円で髪の毛を切れるアプリが話題になっているという。いわゆるカットモデルの募集なのだが、その実態について本サイト男性記者が体験取材をしてみた。
「今回使用したのは株式会社MIXIが運営する、minimoというアプリ。特徴は、美容師個人を直接予約できる点です。アプリの操作は非常に簡単で、料金欄を無料に設定して、髪の毛を切りたい日時やエリア、カットのみやカラーリングといったメニューを選べば、対応してくれる美容師リストがずらっと出てくるんです」
その数も驚くべき人数だ。
「神奈川県全体で1日あたり100件ほど、東京都で400から多い日で600件近くが表示されます。美容師としての経験年数や、得意な髪型だけでなく、そのお店のお客さんの来店傾向まで確認できるので、自分の希望に近い美容師を探すことができると思います」(前同)