夏帆(34)と竹内涼真(32)がダブル主演する火曜ドラマ『じゃあ、あんたが作ってみろよ』(TBS系/毎週よる10時~)が、12月9日に最終回(第10話)を迎えた。鮎美(夏帆)と勝男(竹内)が別々の道を進んで行く別れ方に絶賛の声が相次ぎ、平均世帯視聴率は8.7%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と、番組最高を記録した。
同ドラマは、谷口菜津子氏の同名ヒット漫画(ぶんか社)が原作。恋人ファーストな彼女を演じてきたゆえに、次第に自分を見失ってしまった山岸鮎美と、令和の時代には少し珍しい、亭主関白思考な海老原勝男が、“料理を作る”というきっかけを通じて、当たり前と思っていたものを見つめ直していく成長&再生ロマンスコメディ。
最終回では、鮎美は飲食業への再就職活動をするが、調理スタッフの実務経験がないことから、面接がうまくいかない。そこで鮎美は、太平(楽駆/28)のバーを間借りして自分の店を始めることに。一方、勝男は、謹慎が明けて職場復帰するが、相変わらず勝男に心を開かない後輩の柳沢(濱尾ノリタカ/26)を前に心を痛める。
勝男が会社から帰ると、鮎美は店の初期費用と経費を計算していた。勝男は、自分はそういうのが得意だからと勝手に手伝おうとするが、鮎美は「これは自分でやりたい」と断り、自分のアパートに帰っていく。ある日、鮎美は勝男のマンションを訪れ、酒を飲みながら、お互いに別れてからどんなことがあったかを話し合い……という展開。
勝男は「終わりにしよう」と告げ、鮎美も「終わりにしよう」と同意。視聴者の大方の予想を裏切り、スッパリ別れた2人に、X上では、《勝男と鮎美の結論を出したシーンがあまりにも納得過ぎたのは、このドラマの作りが本当に丁寧だったから》《視聴者からするとビターエンドではあるが、このドラマの描きたかったこととしては最も“らしい”着地点だった》などと、多くの称賛の声が。