妻夫木聡(44)主演の日曜劇場『ザ・ロイヤルファミリー』(TBS系/毎週よる9時~)が、12月14日に拡大SPで最終回(第10話)を迎える。だが、7日に放送された第9話は、平均世帯視聴率が10.3%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と、ゴール直前で前回から0.3ポイントダウンするという事態になってしまった。

 同ドラマは、JRA賞馬事文化賞や山本周五郎賞を受賞した、早見和真氏の同名小説(新潮社)が原作。ロイヤルヒューマンの競馬事業部専任秘書・栗須栄治(妻夫木)を主人公に、競馬に関わる人間たちの夢と情熱に溢れた20年間が描かれる。目黒は、ロイヤルヒューマンの社長・山王耕造(佐藤浩市/64)の隠し子・中条耕一を演じる。

 第9話では、2年後の有馬記念優勝という大きな夢に向かい、栗須と耕一を中心に、チームロイヤルは固い結束を強めていた。しかし、佐木隆二郎(高杉真宙/29)に代わり、ロイヤルファミリーの主戦騎手なった野崎翔平(市原匠悟/17)が、落馬して骨折。復帰しても、入着することができない日々が続いていた。

 さらにロイヤルファミリーも、失明のリスクがある角膜実質炎になってしまうが、角膜移植ができるドクターは日本にはいなかった。一方、耕一のライバルである椎名展之(中川大志/27)は、父・椎名(沢村一樹/58)も成し遂げられなかった、クラシック三冠制覇を狙い、さらに有馬記念を取ると自信満々で……という展開。

 X上では、《山王耕造。亡くなってしまって、回想での登場しかないのに、中条耕一の仕草とか言動で、山王耕造を思い出す。山王耕造の面影をを散りばめて、親から続く継承の物語なのを忘れさせない演技をする目黒蓮さん。中条耕一にしか見えないのよ》などと、目黒の演技に多くの称賛の声が寄せられた。