タレント活動を休止していたフワちゃん(年齢非公表)が、女子プロレス団体『スターダム』のリングで復帰する。なぜ彼女はプロレスラーの道を選んだのか。12月29日の両国国技館大会を前に、12月10日の公開記者会見に参加し、囲み取材にも応じ、胸中を告白した。

「正直に言うと、以前テレビ企画でプロレスに挑戦して以来、ずっと心の片隅にプロレスへの憧れや夢がありました。ただ、日々の生活や仕事に追われるなかで、大人になってから大きな夢に踏み出すのは容易ではありませんでした」

 2022年10月に『行列のできる相談所』(日本テレビ系)の企画でプロレスデビューを飾ったフワちゃん。目標がありながらも、なかなか行動に移せなかった彼女にとって、プロレスラーの姿は「かっこいいな、こうなりたいな、人間ってこんなことができるんだ」と思わせるまぶしい存在だった。

 2024年8月、お笑い芸人・やす子に対するSNSでの不適切発言が問題となり、活動休止を発表。そこで、ゆっくり自分と向き合う時間ができたフワちゃんは、「やっぱり私はプロレスの世界に憧れや夢を持つだけじゃなく、本当に飛び込んでみたいと思った」と決意し、師匠・葉月選手に相談したという。

 葉月選手はフワちゃんがデビュー戦でタッグを組んだ相手で、指導係を担当。また、フワちゃんの12月29日の再デビュー戦の相手として指名され、シングルマッチが決定した。冒頭の公開記者会見には、葉月選手も登場しており、フワちゃんとの秘話についてこう明かしていた。

「色々あったけど、悩んで悩んで悩んだ末に連絡をくれて、2人でご飯行ったよね。そのときに“プロレスどうなんですか”っていう話をされて、楽しいこともあると。ただ、一歩間違えれば大怪我につながるし、死ぬかもしれない……それだけリングでの戦いは危ないっていうことも伝えた。だけど、フワちゃんはしっかりと悩んだうえで、スターダムのリングで戦うことを決めてくれた」