■葉月選手が思わず涙…「フワちゃんは私と一緒で本当に不器用だと思うし、周りに勘違いされやすい」
フワちゃんを誰よりも近くで見てきた葉月選手は、涙を浮かべながらこう続ける。
「フワちゃんは私と一緒で本当に不器用だと思うし、周りに勘違いされやすい。でも、私はフワちゃんのすごく優しい部分も、悩んで悩んで悔しがっている部分も、いろんな一面を隣で見てきたので、プロレスを選んでくれたこと、そして私と再デビュー戦で戦いたいって言ってくれたことがうれしい」
それを横で聞いていたフワちゃんは、「葉月さんから厳しさだったり、本当に死が伴う命をかけたスポーツっていうことを教えていただき、そのうえでしっかり覚悟をもってプロレスに挑戦したいなと改めて思った」と当時の心境を振り返った。
2025年夏頃にスターダムの岡田太郎社長に自ら打診し、9月下旬より練習生として参加しているフワちゃん。周囲には才能ある若手レスラーが多くいるため、毎日打ちひしがれる思いをしているという。大切な仲間と過ごすなかで、「一人ひとりに影響されながら、どんどん高め合っていくことを学んでいる。やっぱりチームのスポーツだなっていうのを改めて実感している」と深くうなずいた。
12月29日の再デビュー戦で、フワちゃんが希望したのはタッグではなく、シングルだった。その理由について「やっぱり自分自身で責任を取って戦いたかった」と説明する。
「腹をくくった人間は強い。絶対に勝ちにいきます!」
葉月選手から叩き込まれた“覚悟”を武器に新たな一歩を踏み出す。