妻夫木聡(44)主演の日曜劇場『ザ・ロイヤルファミリー』(TBS系/毎週よる9時~)が、12月14日に拡大SPで最終回(第10話)を迎えた。平均世帯視聴率は11.4%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と、前回から1.1ポイントアップしたが、全話平均は10.6%と同枠にしては物足りない数字で終了した。

 同ドラマは、早見和真氏の同名小説(新潮社)が原作。ロイヤルヒューマンの競馬事業部専任秘書・栗須栄治(妻夫木)を主人公に、競馬に関わる人間たちの夢と情熱に溢れた20年間が描かれた。撮影はJRAが全面バックアップ。馬主、調教師、騎手なども協力して、実際の競馬場でも撮影が行なわれた。

 最終回では、失明の危機から奇跡の復活を遂げたロイヤルファミリー。ジャパンカップを制し、有馬記念への出場権を得ると、耕一(目黒蓮/28)は有馬記念をもってファミリーは引退すると宣言。一方、展之(中川大志/27)のソーパーフェクトも圧倒的な快進撃を続け、有馬記念の最有力候補に名乗りを上げていた。

 栗須は耕一とともに山王耕造(佐藤浩市/64)の墓参りに行くと、加奈子(松本若菜/41)と話し合い、耕一のマネージャーを辞めた後、老養牧場で最後まで馬を見守ると決めたと告げる。そして、有馬記念当日。ロイヤルファミリーとソーパーフェクトが激しい先頭争いを行なうが、ビッグホープに追い上げられ……という展開。

 ビッグホープは展之の父・椎名善弘(沢村一樹/58)が所有する白馬で、ロイヤルホープの息子だった。X上では、《まさかのあの意味深な茶封筒は山王社長と椎名社長の裏作戦だったとは!ビックホープの有馬1着が本当に良い意味で裏切られた素晴らしすぎる展開だった。面白かった!》などと、最後の伏線回収が称賛された。