2025年も終了間近。そんななか、スポーツ紙などではテレビ各局の26年春の改編が続々と報じられている。多くの番組に終了報道が出ているが、人気タレント・東野幸治(58)に再びの“打ち切りラッシュ”が起きるのではないかという見方が――。

「東野さんは名MCとして多くのバラエティ番組で活躍していますが、25年3月末には『東野・岡村の旅猿 プライベートでごめんなさい…』(日本テレビ系)、『行列のできる相談所』(日本テレビ系)、『ワイドナショー』(フジテレビ系)――レギュラー番組が3本も終了。当時、これが“打ち切りラッシュ”だと話題になりましたね。

 もっとも、『旅猿』は、25年10月に同じ水曜深夜枠で放送再開する運びとなりましたが」(制作会社関係者)

 東野は25年3月31日放送の『耳の穴かっぽじって聞け!』(テレビ朝日系)では、担当番組の終了ラッシュに触れて「(ネットの評価を見ると自分は今)落ち目タレントですよ」と自虐していたが、あれから9か月――東野は、またしても似たような状況に陥っているようだ。

「東野さんがヒロミさん(60)とともにMCを務める、『タミ様のお告げ』(TBS系/25年3月~)、さらに、Snow Man渡辺翔太さん(33)とMCを務めるフジテレビ系木9枠の『この世界は1ダフル』(フジテレビ系/24年10月~)の2番組に終了話が出ていますね。終了となると、どちらも短命ということになってしまいますね……」(前同)

 月曜夜9時台の番組『タミ様のお告げ』は、引退した中居正広氏(53)も含めたトリプルMC番組『THE MC3』(24年10月~12月)の事実上のリニューアル番組。中居氏の女性トラブル報道によって24年12月から放送が続けられなくなり、4月期から『タミ様のお告げ』として仕切り直していた。

 しかし、12月16日付のスポーツニッポンに、来春の改編での終了が報じられたのだ。理由は視聴率不振、中居氏の引退で企画の根本が崩れてしまったことが指摘されている。

 そして、木曜夜9時台の番組『この世界は1ダフル』は、さまざまな業界の第一線で活躍する一流たちが選んだ、人生で一番スゴい話="1ダフルなエピソード"を紹介する番組としてスタート。25年に入った頃から路線が変わり、ランキング形式で過去の名作ドラマや音楽を振り返る企画をメインとしている。

 こちらの終了話の理由の1つにも視聴率不振があるとされる。たとえば、11月13日放送回は世帯視聴率3.2%(関東地区/ビデオリサーチ調べ)、個人視聴率2.0%、テレビ界が重視しているコア視聴率(13~49歳の個人視聴率)は1.3%と、かなり厳しい数字。世帯と個人は、テレビ東京含む同時間帯のキー局の番組で最下位だ。