■高視聴率番組にも危機が
本サイトは12月初旬、フジテレビに『1ダフル』の終了について問い合わせている。フジテレビからは「改編の詳細についてはお答えしておりません」ということで、終了を否定することはなかった。
「さらに東野さんMCの番組では、『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』(フジテレビ系/土曜夜7時~)にも黄色信号が出ていると見る向きもあります。同番組は高視聴率の人気番組ではあるのですが、出演者のケガや制作費問題などから、決して楽観視できない状況だと見られていますね」(前出の制作会社関係者)
『ドッキリGP』では、2024年11月にお笑いコンビ・タイムマシーン3号の山本浩司(46)、25年12月11日にSUPER EIGHTの横山裕(44)が収録中に骨折等のケガをしている。
山本はドッキリに引っかかった際に転倒し、「左第七肋骨」を骨折。横山は《回転台の上に乗るゲーム》の収録中に負傷し、「右肋骨骨折、腰椎捻挫」で全治2か月のケガを負った。約1年の間に2度も出演者に大きなケガを負わせてしまったことに、厳しい目を向ける視聴者も少なくない。
またフジテレビは、年初から勃発した“中居氏・フジテレビ問題”の影響で多数のCMスポンサー企業が撤退したことで、業績が悪化。これにより、来春から番組制作費が大幅に削減されると言われている。
「来春以降の番組制作費は大幅に見直されたといいます。報道、情報、バラエティ、ドラマのすべての部門で制作費が大幅にカットされることになるといい、バラエティに至っては、全番組で制作費35%カットといった話もあるほど。ゴールデンの番組でも、かつての深夜番組程度の制作費になるともささやかれています……」(前同)
ケガ人に加えて、制作費問題も浮上して“予断を許さない状況”とされる『ドッキリGP』。
「さすがに『ドッキリGP』は子どもたちにも人気が高い高視聴率番組なので、簡単には終わらないとは思われますが……ただ、東野さんは再び、担当番組が次々と終わりそうな危機を迎えている感じですよね。
とはいえ、東野さんは引く手あまた。『タミ様』、『1ダフル』、『ドッキリGP』以外でも、ローカル番組やBSよしもとの番組も含めると、6本ものレギュラー番組を抱えています。ローカル番組に関しては、5月2日からテレビ新潟初のゴールデンレギュラー番組『新潟炊きたてバラエティーおにぎりハウス』のレギュラーに就任するなど、仕事の幅を広げている感じです」(前同)
東野は9月26日深夜放送のラジオ『東野幸治のホンモノラジオ』(ABCラジオ)で、引退した島田紳助氏(69)の “自分には難しいと思う仕事でも、他に誰もやっていない仕事なら受けた方が良い”という教えを明かている。このポリシーから、『民謡魂 ふるさとの歌』(NHK)へのゲスト出演を決めたとも。
地方局やBS、ネット番組など、場所を選ばない仕事ぶりがリスクヘッジになっている感じもある東野。再び地上波の番組は終わるかもしれないが、これも想定通りなのかも――。