■浮上する犯人候補と「劇団ひとり復活」説
津田が現在に帰還したところ、すでに金庫はみなみかわによって開けられていた。津田の苦労は無駄骨に終わったかと思われたが、金庫の中にあった江田島家の家系図には、なぜか理花の名前がなかったことから、新たな疑問が浮上。津田はみなみかわと一緒にもう1度100年前へ飛ぶ。
すると、家系図で理花の母・梅の“夫”の位置にある名前が、理花の父・平八ではなく使用人・玉助であることが判明。さらに100年前の時点では、一族の苗字は「江田島」ではなく「山田」だったことから、どこかのタイミングで江田島家に家を乗っ取られたのでは――という疑いが浮上した場面で、前編は終了。江田島家と山田家を巡る真相は、12月24日放送の後編へ持ち越しとなった。
「視聴者の間では、使用人の権蔵が犯人ではないか、と疑われていますね。先祖の復讐のために江田島家に使用人として潜り込んだのでは、という推理に加えて、同回の“幽霊騒動”の幽霊のセリフも、考察のヒントだと見る向きは多いですね」(前出の女性誌編集者)
津田が江田島家の「幽霊が出る部屋」に宿泊したところ、枕元に “旦那様”を求めて彷徨う幽霊が登場する、という場面があった。
《幽霊が言ってた旦那様は、現代で死んだ江田島皇治じゃなくて、過去の山田家の当主なんかな》
《事実を知る山田権蔵が使用人として江田島家に入り江田島家の血を絶やさんと動いた 理花ちゃんと太蔵(※100年前の人物で理花の婚約者)以外は梅と玉助によって◯害 不倫女は幽霊となった》
と、関係性を推理する声、
《理花の婚約者・太蔵と江田島家の使用人・権蔵が多分血縁関 この中で唯一苗字の無いたくやこの辺りが手を組んだ犯行なんかなあ》
《山田家は津田達が帰ったあと、カメラマンの江田島玉助に梅以外を全員◯され、家系を江田島として乗っ取られる。しかし、先に帰っていたために生き残った許嫁の太蔵。玉助への復讐を誓う。100年後、子孫の使用人の権蔵が100年越しに復讐。同じように妻の幸子以外を◯していく》
といった、権蔵犯人説を主張する声が多く寄せられている。
ちなみに、幽霊を演じたのはセクシー女優の矢埜愛茉(やの・えま/29)。地上波ギリギリのセクシーな演出で津田を悩殺し、話題となった。
「また、今回は“タイムトラベル”というSF要素があることから、“過去で事件を解決することで、歴史が変わる”という、まさに『バック・トゥ・ザ・フューチャー』的な展開を期待する声も多いですね。特に言われているのが、劇団ひとりさんの復活。本名は“川島省吾”であり、あえて“江田島省吾”という設定にしたことが伏線になっていくのでは、と見る向きもありますね」(前同)
100年前に勃発したと思われる山田家と江田島の騒動を津田が解決する。そして、歴史が変わることで、劇団ひとりの生い立ちも変わってくるのでは――そう考察する声が多いのだ。
《過去改変しそうこれ、江田島省吾が川島省吾になって復活もするんじゃない?》
《100年前の世界で事件を解決すると正しい未来が作られて、川島省吾になる。殺人事件さえも起きない未来になる。という形になるのでは??》
《100年前で“何か”を遂行して、現代で殺人事件が起こらず、劇団ひとりの本名も川島省吾に戻ってみんな普通に生きてるみたいな展開なら熱い》
《津田が100年前の館林で山田家の悲劇回避したら江田島家は続かないから江田島省吾も死なない江田島省吾は川島省吾として現代で生存ってオチになると思ったんだけどSFすぎる?》
今回のタイムトラベルもそうだが、常に視聴者の予想を大きく上回る仕掛けが用意されている「名探偵津田」。両家の闇の真相は――? 劇団ひとりは生き返るのか――?
津田のリアクションを楽しむのがメインの企画のはずが、スタジオからは「今回、ドラマおもろすぎて津田いらないかも」(麒麟・川島明)「日曜劇場でできるやつや」(霜降り明星・せいや)という声が上がった。壮大すぎる事件の真相は、果たして――。