■2強崩しに挑む大学とは?
そんな2校の背中を追うのは、前回3位の国学院大学だ。出雲駅伝を連覇したチームを率いる前田康弘監督が、本サイトの取材に箱根の勝負どころを話す。
「青学の黒田君、駒澤の佐藤君は流れを一気に引き寄せられるジョーカーです。1~4区の序盤に出てくると思うので、そこで引き離されずに肩を並べながら勝負したい」
同じく平地区間で勝負をかけるのは、歴代最多となる14度の総合優勝を誇る中央大学だ。
「吉居駿恭主将(4年)を筆頭に、1万メートル27分台の選手が6人もそろいます。速さは一流なので、あとは勝負強さが発揮できれば、優勝を狙うことも可能です」(前出の瀬古氏)
【後編】山の名探偵、早大・工藤慎作選手も語る「第102回箱根駅伝」見どころガイド 瀬古利彦&増田明美がレース解説では、3連覇を目指す青山学院大学の原晋監督がチームのウィークポイントと見る区間や昨年、5区で区間2位の激走を見せた山の名探偵こと、工藤慎作選手が明かす箱根駅伝の見どころを伝える。