■インスタグラムでも公言しているサポート会社の正体は…

――大きな決断ですが、不安や葛藤などはなかったのでしょうか?

「あんまりなかったですね。もうスパっと。本当にやりきった感があったので。私、結構ポジティブなので、不安とかもなく、辞めると決めたときには次のことばかり考えてました(笑)。本当に自由な人間なんで、“やりたい!”って思ったら行動に移すタイプなんですよ。お店を開く時も、全然不安とかなくて“絶対うまくいく!”って思ってました」

――退所したのは焼肉店を始めるためですか?

「退所の1~2年前から“辞めた後にどうしよう”とは考えていましたが、焼肉店のために辞めたわけではないですね。出店の計画も、フリーにならないとやりにくいですし。スタッフ探しも物件探しも、ある程度整ってからです」

――「ふらの観光親善大使」を務めるなど地元愛が強いですが、東京ではなく北海道の富良野に出店したのも地元への愛着からでしょうか?

「そうですね! 地元がすごく大好きで、ずっと地元で何かお仕事をしたいと思っていました。父にもノウハウを聞いたりいろんな人を紹介してもらったり、いっぱい助けてもらいました」

――林さんのインスタには、東京の西麻布や乃木坂に出店している『にくだらけ』という同名の焼肉店を運営する会社のサポートを受けていると書かれていますが、どんな支援を?

「この会社の方と元々知り合いで、よくお店に行ったり親しくさせていただいてたんですよ。焼肉店以外にも、町おこしとかそういう活動をしていて、起業して1年目の人限定の物件を借りる申請とか、その面接とかをサポートしてもらいました。やっぱり、全然分かんない分野だったので。

 ただ、富良野のお店は完全に私が起こした会社の新規事業で、運営面とかをサポートしてもらっています。仕入れは一部で同じルートも活用していて、富良野のお店なので富良野和牛などを仕入れたり、なるべく北海道の中でのお肉でやってます!」

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 ちなみに、お客さんから好評のメニューは、都内の『にくだらけ』でも提供している「生キムチ」だそう。漬けるのではなく提供の直前に和えているため、野菜がシャキシャキのままという特徴があるそうだ。

 まだ動き出したばかりの林の『和牛焼肉 にくだらけ富良野』の今後が楽しみだ。