昨年から今年2月にかけて行なわれた新メンバーオーディション『timelesz project』(タイプロ)が社会現象になり、“2025年の顔”となった新体制のtimelesz。良くも悪くもその一挙手一投足が注目を集める8人組アイドル――彼らの“新しさ”とはいったい何なのだろうか。

 旧ジャニーズ事務所、そして現STARTO ENTERTAINMENT社にとって、前代未聞のオーディションとなった「タイプロ」。ダンス未経験者も受け入れる形で一般から広く応募者を募ったこの企画は、“ジュニア”として下積みを重ね、デビューを目指すというスタイルが一般的だった同事務所の歴史を変えるという大きなインパクトも相まって、様々な意見にさらされてきた。

 しかし、ふたを開けてみれば「タイプロ」は大成功。今年2月より、菊池風磨(30)、佐藤勝利(29)、松島聡(28)のオリジナルメンバーに、一般参加組の猪俣周杜(24)、橋本将生(26)、篠塚大輝(23)の3人と、STARTO ENTERTAINMENTの俳優部に所属していた寺西拓人(30)、原嘉孝(30)を加えた8人体制へと移行し、各局ではグループの冠番組がスタートしたほか、メンバーそれぞれが舞台、映画、ドラマに挑戦するなど、幅広いフィールドで大躍進を見せた。

 その勢いはとどまることを知らず、先日発表された『Yahoo!検索大賞』のほか、年末にかけて発表される雑誌社主催のアワード(『anan AWARD 2025』大賞、『GQ MEN OF THE YEAR 2025』ブレイクスルー・ポップアイコン賞)を相次いで受賞。また、12月26日から2月5日にかけてはグループとして初めてのドーム公演も控えている。

 そして、今年大きなブレイクを果たした彼らの“今後”を占う試金石の1つとなりそうなのが、1月9日から【Vo1】がNetflixで世界独占配信される『timelesz project―REAL―』(通称タイプロREAL/タイプロ2)だ。