■今年、『酒のツマミになる話』&『ダウンタウンDX』も内部が揉めて終了へ……
12月21日の『鉄腕DASH』に対して視聴者からは、
《山口君を映せないのは分かる国分は出したくないんだろうなと感じるでも、長瀬は?》
《日テレと喧嘩状態の国分太一や、まあ不祥事が原因だし仕方ないって山口達也はともかく、長瀬智也まで一切VTRに出てこないのは日テレ露骨すぎるだろと》
など、悲しみや憤りの声がXに寄せられた。
「松岡さんが二大週刊誌で憤りを露わにし、日テレがお詫びの声明を出したことからもうかがえますが、日テレと元TOKIOの2人が揉め、そして『鉄腕DASH』の内部が揺れているのは明らか。そういった番組は終わっていく運命にある、と業界関係者の間では言われています。千鳥と揉めた『酒のツマミになる話』(フジテレビ系)もそうでしたからね」(制作会社関係者)
『酒のツマミになる話』は10月24日放送予定だった「ハロウィンスペシャル」が放送直前に過去回の再放送に差し替えられたことがきっかけで終了が決定した。
差し替えの理由は、大悟(45)がダウンタウン・松本人志(62)のコスプレで出演していたことが原因。フジテレビ幹部の間で問題視され、急遽差し替えになったとされる。
フジテレビのこの対応に大悟は納得せず、自ら降板を申し出て10月31日に正式に番組が終了することが発表された。同日の放送では大悟が「ノブとも話し合った結果、酒のツマミになる話、やめまーす」と言い、「面白くなければテレビじゃない! フジテレビ!」と、フジテレビに皮肉を込めたようなメッセージを発したことも波紋を広げた。番組は12月5日放送が新作回としては最後となり、12日の「2025名場面SP」、19日の「最終回だから未公開トーク全部出しますSP」をもって最終回を迎えた。
20日放送の『芸人総選挙2025』(TBS系)に出演した大悟は、『酒のツマミになる話』からの降板理由について「やめるやろ、そら!」と言い放ち、共演者から拍手が巻き起こる場面もあった。
「『酒のツマミになる話』と同様、今年6月に終了した『ダウンタウンDX』(読売テレビ・日本テレビ系)も、読売テレビ及び番組制作サイドとダウンタウンさんサイドが揉めた結果、長い歴史に幕を閉じることになったと言われていますね」(前同)
32年にわたって続いた『ダウンタウンDX』だが、改編期でもない6月26日に終了することに。最終回は「32年間ありがとうSP」と題し、ダウンタウンの松本、浜田雅功(62)が不在のなか、番組に縁のあるタレントらがドライブしながら“裏話”を語り合うという異例の構成になった。
「活動休止中だった松本さんだけではなく、浜田さんも出演せず。さらに2人の映像や画像すら使われず、過去のコンビのエピソードもイラストでの再現となり、視聴者からは疑問を呈する声が殺到してしいましたね。『酒のツマミになる話』と『ダウンタウンDX』は、内部が揉めると番組が終わる、代表例でしょうね。
そして、今まさに『鉄腕DASH』の内部が揺れていると。TOKIOの先輩グループ・SMAPの冠番組『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)に構成作家としてずっと携わってきた鈴木おさむさん(53)も『鉄腕DASH』の今後に懸念を示していますね」(同)
12月10日、鈴木氏は『日刊SPA!』のコラムで《日本テレビは大きな選択をしなければならない》と『鉄腕DASH』に言及。後輩たちだけで番組を続けるのは違うと見解を示したうえで、《松岡さんの言葉は重い》とし、タレントと局の関係が冷え込めば番組作りは確実に変わる、それは視聴者にも伝わると綴った。
「テレビ界、番組制作の裏側をよく知る鈴木さんが『鉄腕DASH』について、後輩たちだけで続けるのは違うと明言。鈴木さんが言うように、視聴者にも演者と制作サイドの関係性は伝わってくるでしょうね。
当事者の松岡さんは、番組をやめる覚悟で新潮と文春のインタビューに応じたと見られています。もし本当に松岡さんと城島さんが降板するとなっても、日テレとしては『鉄腕DASH』を続けていきたいところでしょう。視聴率は良く、子どもたちに愛されている番組で、福島県をはじめとする自治体が絡む企画もありますからね。
ただ、やはり、後輩に引き継いで、元TOKIOなしで番組を続けるのは不可能でしょう。どこまでいっても『鉄腕DASH』はTOKIOの番組。視聴者も、そしてスポンサーもついてこないでしょうからね」(同)
視聴者からは、《TOKIOのいない鉄腕ダッシュは鉄腕ダッシュじゃないよ》《TOKIOが誰も出てないダッシュ、誰が観んだよ…紆余曲折あったにしても、これだけ育ててきたTOKIOが番組の要なのに…》《TOKIO居なくなったらガチで終わる》といった声が上がる『鉄腕DASH』。1995年の開始から30年にわたって愛されてきた長寿番組は、危機的状況を乗り越えられるのだろうか……。